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■ 2月28日~3月30日にかけて、「日本の伝記」を取り扱います







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笑四季酒造
滋賀県の純米蔵から、世界へと

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どの業界にも大体そう言えそうなものですが、現在、日本の酒造業界は苦境に立たされていると言って、まず間違いありません。お酒に付き物なのは、何といっても酒税、つまり税金です。国税庁の発表によると、蔵元の課税数量は、2011年で3323千石、それが2014年には3139千石になっているのです。「石」は一升ビンで大体100本に相当しますから、この減少量が多いか少ないかは、小学生でも分かります。

国内消費がジリ貧ならば、自ずと、道は2つになります。ひとつは規模の縮小。もうひとつは海外展開です。以前、「東北の食」編で取り上げた大七酒造などは、海外で好評を博し、成功を収めた例にあたります。滋賀県が誇る笑四季酒造も、海外に活路を見出そうとしている蔵のひとつです。



笑四季 モンスーン 玉栄 貴醸酒 生原酒

内容量: 720 ml
原材料: 米(玉栄)、米麹
アルコール度数: 17
価格: 税込1,836円

往々にして、日本酒のプロダクト名は漢字、つまり日本語で表されます。が、笑四季酒造はそうではありません。彼らの代表銘柄こそ「笑四季」なのですが、他のプロダクトは「モンスーン」だとか「センセーション」だとか、英語でのタイトルを冠されているのです。案外、今は日本人にも、こちらの方が馴染みやすいのではないでしょうか。

続いて、公式サイトに目を向けてみます。大抵の酒蔵は、蔵の写真をアップで載せたり、サイトの構築方式は様々ですが、大半は「和」の雰囲気を重視した作りになっていたりします。しかし笑四季酒造のサイトはこれです。リンクを帯びていないコンテンツが多いのが気になりますが、ワードプレスで一生懸命、海外の閲覧者にも見てもらおうと思って作ったのが伝わってきます。



高品質を求め、気が付けば滋賀県で唯一の純米酒蔵、つまり純米酒のみを造る蔵になっていたそうです。この品質にこだわり抜く姿勢と海外志向が実を結び、近年では海外への出荷量も増加傾向にあります。


笑四季酒造 home




 

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