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FRIDAY
至高の低俗たる、写真週刊誌

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『FRIDAY』は、講談社が1984年から発行している写真週刊誌。芸能、財政界などで展開される醜聞を、写真を全面的に押し出して報道する。そしてその姿勢を、創刊以降、一途に守っている。本のタイトルが示す通り、原則として毎週金曜日の発売。

何と言っても、写真週刊誌といえば『FRIDAY』、というくらい、その品位は別として、知名度が高い。「写真週刊誌なんて俗っぽい、くだらねぇ」という人でも『FRIDAY』の名前だけは、純粋な日本人であれば知っているはずだ。自身のゴシップが写真付きでスクープされたことを、「フライデーされた」とよくタレントが言うが、つまりもはや固有名詞であるのみならず、ひとつの単語にまでなったわけで、これはグーグルに並ぶ偉業と言えるだろう(英語で検索することを、グーグルという。ここでいうグーグルは動詞扱い)。


『FRIDAY』 2015年 8月14日号


内容に関しては、品位、モラルはお構いなし。何しろ創刊に際して三島由紀夫の生首の写真を掲載したくらいだから(その後、遺族の抗議により出版は差し止めとなった)、低俗、下衆を地で行くものと思ってもらって良い。

ただし雑誌がここまで生き残ってきたのには、やはりそれ相応の理由がある。2006年・秋、当時の民主党衆議院議員、細野豪志とフリー・アナウンサー、山本モナの不倫関係が報道され、細野は同年10月に辞職、山本モナも当時のレギュラー番組を降板したが、この不倫関係を最初に報道し、スキャンダルに火をつけたのが『FRIDAY』だった。

至高の低俗、最強の下衆、とでも言おうか。名が売れれば、『FRIDAY』に噛みつかれた時の事は覚悟しておかねばならない、というくらい、有名人にはコワい存在であり続けている雑誌なのだ。政財界、芸能界、産業界を問わず、ターゲットとして噛みついたら墓穴のひとつやふたつは掘らせる、その執拗かつ巧みな取材、報道があってこその31年だと思う。

事実、この出版不況の中、『FRIDAY』の発行部数は26万部をマークしている。(2015年1~3月、日本雑誌協会調べ)


『FRIDAY』 2015年 8月7日号


FRIDAY デジタル







 

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