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■ 2月29日から3月30日にかけて、文房具をフィーチャーいたします。







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ジャポニスム
世界が酔いしれる、日本の美のメガネ

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唐突ですが、俳優の生瀬勝久さんが好きです。いや、私も男性なんで、異性に対する「好き」ではなく、「この俳優、良いんじゃないかな」という類の「好き」ですが。1997年のテレビ・ドラマ『恋のバカンス』で見知って以来(主演の明石家さんまさんとの掛け合いがベリー・ナイスでした)、テレビやスクリーンで観るにつけ、良い俳優だなとつくづく思うのです。特に喜劇俳優として。

というワケで、生瀬さんの威光を借りる形での紹介となりますが、生瀬さんがよく掛けておられる眼鏡として有名なのが、「ジャポニスム」という、株式会社ボストン・クラブが1996年に立ち上げたブランドです。




JAPONISM JN-569/01
フロント: ブラック(クリア・グリーン)
テンプル: ブラック
重量: 約 23 g
参考価格: 32,000円(税抜)

このブランドを一言で言えば、デザインと実用性を実直に追求したブランド、です。読んで字のごとく、和のタッチと、それでいてモダンな息遣いが見事に感じられるデザイン。そして日本の「メガネの街」として有名な福井県鯖江市で妥協なく作られる、その高品質が支える実用性。この2つが介在するメガネ、それが「ジャポニスム」なのです。社名もブランド名も片仮名ではありますが、もちろん、日本のブランドです。

たとえば油圧プレスという技術が「ジャポニスム」には用いられていますが、この技術をプラスチックのフレームに使えるのは、日本ではたった1つの工場だけだそうです。「ジャポニスム」における造形美やヴォリューム感を支える、貴重な技術と言えますが、妥協のないメガネ作りの一端を表しているようにも思えます。



ジャポニスムとは、もともと19世紀、欧米の人たちが日本の美の構築と意識に酔いしれたことに端を発する、「日本趣味」を表す言葉ですが、このブランドもその名の通り、日本国内ばかりではなく、シンガポール、台湾、香港、マレーシア、北アメリカ、カナダ、フランスなど世界中で愛され、展開しています。


JAPONISMについて | BOSTON CLUB - ボストンクラブ -







 

TATSUKI
ウッド・フレーム眼鏡で、オシャレを楽しむ

杉本圭
「眼鏡とは何か」の問いに応える眼鏡ブランド