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■ 2月29日から3月30日にかけて、文房具をフィーチャーいたします。







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TATSUKI
ウッド・フレーム眼鏡で、オシャレを楽しむ

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前回、日本のメガネの9割以上を手掛けると言う、メガネの街・福井県鯖江市で作られる、竹メガネをご紹介しました。しかしもっと幅広く、同じ天然素材である木なら、別に竹で無くても・・・という方には、こちらをお見知りおき頂きたい。同じく鯖江市でウッド・フレームを作る、「TATSUKI」です。

「TATSUKI」とは、工房「樹(たつき)」のこと。余談ですが、樹という漢字にタツキという読み方があることを、この取材で初めて知りました。はい、余談でした。


樹乃二十六 53Φ ピンクアイボリー 象嵌 桜
素材: ピンク・アイボリー 象嵌 桜
重量: 10 ~ 20 g
価格: 50,000円(税抜)

工房主である角野さんは、子供の頃から木が大好き、それが高じて木に造詣が深くなり、木と人との関わりの深化を求めて、ウッド・フレームの開発に乗り出した・・・というのではありません。もともとメガネのフレームを作る会社に勤務されていたそうですが、お客さんから「木枠のメガネ」を発注されたのが、ウッド・フレームの世界に入るきっかけだったとか。

つまりフレーム作りに関しては、ある程度スキルや経験が見込める。翻って言えば、木に関しての知識はどうなの、とユーザー目線では気になってしまいますよね。木と言うのは品種によって、もっと言えば一本一本が、違う個性を持っています。それを角野さんご自身が見極め、すべて手作業でフレーム作りに落とし込みます。その手作業の経歴が、そのまま経験値となるわけです。

木は、水を多く含んでいると、加工後に変形等の恐れがあるそうです。そこで乾燥処理をちゃんと施し、含水率を15%以下に保つとのこと。その他すべて手作業の(つまり大量生産が出来ない)こだわりは、耐久性などメガネの品質はもちろん、掛け心地にも注がれています。


樹乃十三 黒檀
素材: コクタン
重量: 10 ~ 20 g
価格: 70,000円(税抜)

ローズ・ウッド、柿の木、スネーク・ウッドなど、いくつもの種類で作られるウッド・フレームのメガネは、人為的な着色なしの、個性派の一品。メガネ好きに人気というのも、得心が行きます。


工房 樹







 

鯖江工芸の竹メガネ
この優しいメガネは、正に「竹に雀」!

ジャポニスム
世界が酔いしれる、日本の美のメガネ