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■ 2月28日~3月30日にかけて、「日本の伝記」を取り扱います







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mashuの絹風呂敷
日本人なら、お茶漬け風呂敷やろがぁ!

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日本人は古来より、日常の中で物を包む時、まとめる時には風呂敷を用いてきました。風呂敷は正倉院にも所蔵されている(舞楽の衣装包みとして使われたそうです)ことから、少なくとも奈良時代の日本にはもう風呂敷文化があったと思われます。

なお、風呂敷の語源は諸説ありますが、室町時代の大名が大湯殿(大浴場)に入る時、自分の脱いだ衣服を他人の物と間違わないように、家紋を縫い込んだ敷布に衣服をそれぞれ包んでいたことから、「風呂敷」と呼ばれるようになったそうです。それ以前は、「平包(ひらつつみ)」と呼ばれていたのだとか。



松竹梅 二巾 (ちりめん風呂敷)
素材: 丹後ちりめん 絹100%
サイズ: 約68cm×70cm
価格: 8,640円(税込)



「mashu(ましゅ)」は1913年創業の馬場染工場が展開する、京都の風呂敷のブランド。「100年以上続く会社って凄いんやろけど、なんや風呂敷の歴史の話のあとやと凄みは薄れるなぁ」と思われるかも知れません。彼らの絹風呂敷に使われるのは、山藤織物工場(1833年創業)で織られた丹後ちりめんのみです。「それでもやっぱ風呂敷の歴史の話からすると、最近に感じるなぁ」でしょうか?

そうなんです。もちろん、100年以上昔の技術を継承する彼らの歴史やノウハウも凄いのですが、眼目はそこじゃないんです。日本人の遺伝子には、風呂敷を1000年以上もの間使ってきた歴史が確実に刻まれていて、彼らは京都におけるその歴史の一部を現在進行形で体現している。その事実こそ、第一に重要なのです。



すずらん 二巾 (ちりめん風呂敷)
素材: 丹後ちりめん 絹100%
サイズ: 約68cm×70cm
価格: 8,640円(税込)



戦後には、欧米から輸入された「大量生産、大量消費、大量投棄」の価値観が、今や日本全国に浸透してしまいました。どこもかしこも使い捨てばかり。物を包むのもビニール袋に任せるのが十中八九です。しかし前述の通り、日本人の遺伝子には、確かに風呂敷があるわけです。風呂敷は使い捨てなんかではありません。また、物を色々な包み方で包む風呂敷は、相手への気遣いを表したり、ある種の自己実現にも成り得たりします。

丹後ちりめんの風呂敷はシワになりにくく、強撚糸とよばれる高度な撚糸技術で作られるために頑丈であり、それでいて肌触りや風合いが優しいのが特徴的。単にエコであるだけなら、エコバッグでもいいかも知れません。が、「mashu」の風呂敷で、ご自身の遺伝子に刻まれた文化に触れてみるのも、日本人として大切なことではないでしょうか。


風呂敷(ふろしき)専門店 京都の染工場直売 | mashu kyoto




 

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