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■ 4月30日~6月29日にかけて、「日本のジャズ」を取り扱います







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ルック・チョコレート
イメージとしての同棲初期に向いたチョコレート

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同棲ってしたことありますか? 別にあってもなくてもかまいませんが、ハイティーンから21歳くらいまでなら、恋をすればおよそ行き着く先として同棲があると思います。「イエス、フォーリン・ラヴ!」となって、いきなり結婚するカップルも、そりゃいなくはないでしょうけど、大体は同棲というクッションがあるんじゃないでしょうか。で、同棲初期の定番小道具となるお菓子と言えば、いろいろあるでしょうが、先ずは不二家の「ルック・チョコレート」なんじゃないかと思う次第です。




同棲に向いた利点は、何と言っても2人で小分けにしやすいことです。4つの味のチョコレートが3つずつ、合計12個のチョコでひとパック。他のチョコ菓子だと、ひと箱の中の具体的な個数が分からないことが多く、ついつい躊躇してしまいます。こなれたカップルならともかく出来たてほやほやのカップルには、こういったささいなポイントが肝心なのです。2人の部屋の机の上にはテレビのリモコンとコンビニ袋、その中には生理用品と飲み物と「ルック」、なんてのが、同棲初期の定番小道具ではないでしょうか。

この「ルック・チョコレート」も例に漏れず、1960年にカカオ豆の輸入が自由化されたことを受け、誕生したチョコレート菓子です。「ルック・チョコレート」の初登場は1962年。今でこそひと口サイズのチョコが12個入っているのが当り前の「ルック」ですが、その黎明期においては板チョコだったそうです。板チョコのままだったら、ここまでポピュラーにはならなかったでしょうね。少なくとも象徴的な意味での同棲初期の定番小道具の位置にはなかったと思います。




味も、同棲に向いているんですよね。コーヒーだったりメロンだったり、その時代によって中身は異なるんですが、発売当初から不変なのがイチゴとバナナが入っていることです。ピンクとイエローというこの彩りが同棲初期における心の甘酸っぱい感じにマッチしています。これが納豆味だったりしたら台無しです。いや、納豆味も美味かもしれないんですが、イメージとして。

同棲を始めたばかりの2人は、休日の昼下がり、氷が解ける程度のスピードでベッドから抜け出て、テレビを観ながら「ルック」をつまみ、気怠げに他愛もない会話をします。やがて、どちらからともなくキスをして、またベッドに戻る。何ともデカダンな感じですが、そんなもんでしょう。「おまえの個人的な経験を一般論みたいに押しつけるな」と言われそうですが、ここに書いてあることをそっくりそのまま私が体験したわけではないので、あくまでイメージとして。


会社情報

・社名:株式会社不二家
・創設:1938年
・従業員数:約1035人(2012年度)
・本社所在地:東京都文京区大塚二丁目15番6号





 

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