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■ 9月30日~10月30日にかけて、「日本のアイス」をフィーチャーします







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鹿児島の調味料
甘めの醤油と製塩が目立つ農業・畜産立国

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鹿児島県を含む九州南部の土壌は、火山灰質であることで有名である。社会の授業でお馴染みのシラス台地だ。鹿児島県は本土の半分以上がこのシラス台地であり、すなわちその性質上、雨が速やかに地中に浸透してしまうがために、川などの水源が形成されにくく、近代に至るまでは、農業が発展するなどにはなかなか難儀であったとされている。

であるからして、やはり宮崎同様、畜産業が盛んになるわけである。本州にて暮らす人のほとんどには、鹿児島から黒豚を連想するのは容易ではなかろうか。平成26年における豚の飼養頭数は国内一であり、その数はじつに133万頭以上にものぼる(農林水産省「畜産統計」より)。ちなみに2位は、やはり九州南部の宮崎県で約84万頭だった。(それとの相関性は不明だが、この2県は県民1人あたりのパチンコ店の割合が全国トップクラスである)



鹿児島県・噴煙をあげる桜島

だからと言って全く農業がダメダメというわけでもない。薩摩芋(文字通り、といった感じか)や茶は鹿児島の名産として名高いし、火山灰土壌に適した、世界一大きな大根とも言われる桜島大根もある。ちなみに鹿児島では足が太めの女性を揶揄して「桜島大根」と言うとか言わないとか。

そんな鹿児島の調味料はというと、醤油は宮崎同様、甘めのものが多い。刺身醤油ですら甘いことがある。これは鹿児島南方で砂糖の原料となるサトウキビを栽培している関係と目される。黒糖と聞くと、沖縄のイメージが強いと思うが、鹿児島産の黒砂糖も県内、県外に流通はしている。

また鹿児島の調味料と言えば塩も忘れてはならないだろう。古くは南西諸島、南九州海岸などで塩田を形成していた歴史があり、現在も南西諸島の種子島、屋久島、奄美大島あたりでは入浜式塩田で製塩をおこなっている。奄美大島の海域の海水を原料とした「とうとがなし」((株)ばしゃ山)や徳之島の沖合の海水を原料とした「徳の塩」(あまぎ食品)などが好例として挙げられる。



「徳の塩」(あまぎ食品)

一説によると、鹿児島の醤油が甘いのは、砂糖を醤油にも入れるほど自分たちの生活が裕福だとアピールするためだとか(客人へのもてなしに端を発したという説もあるので、あくまで一説である)。しかし鹿児島県の県民所得は最下位付近をうろうろしているが、雇用環境とか大丈夫なんだろうか。余計なお世話と言われれば、それはまぁそうなのだけど。





 

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