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■ 3月31日から4月29日にかけて、時計をフィーチャーいたします。







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■ あと細かい所ですが、終盤であらわれるタイム・パトロール、あそこに同じ藤子(F・不二雄)作品である『T・Pぼん』のキャラクターを配したのは・・・?


『藤子・F・不二雄大全集 T・Pぼん 第1巻』
著:藤子・F・ 不二雄
Y: お話をのび太の成長の物語とするにあたって、それを見届ける役が必要だったんです。でもストーリー上、のび太のママが七万年前にいるわけがない。そこで、あそこにのび太のママに代わる、物語全体を見渡している女性を配したかったんです。タイム・パトロールって、いつもはヒゲを生やしたおじさんなんですが、それだとのび太のママの代役にはならないから、というところで、そういえば『T・Pぼん』に女性キャラクターがいたな、と思い出したんですね。


■ ああ、だからのび太に接する役は『T・Pぼん』の主役の並平凡じゃなくて、リームだったんですね。凡も後ろの方にちょこんといましたけど(笑)。

Y: そうです。よく2016年公開の映画だから、リームを登場させたんだろ(『T・Pぼん』の作中では、リームは2016年から来た少女という設定)とか言われるんですけど、その設定、知らなかったんですよね(笑)。


■ マジですか(笑)。いや、でもそうすると、亡くなられた藤子(F・不二雄)先生が、見えない何かで後押しされた映画でもあるのかな、って気がします。という素敵な結論が出たところで、切り上げましょうか。本日はありがとうございました。

Y: ありがとうございました。なんかマニアックなインタビューになっちゃいましたけど・・・(笑)



■ シンエイ動画 社屋外観


インタビューと文: 三坂陽平
取材協力: シンエイ動画株式会社