日本語 | English

■ 9月30日~10月30日にかけて、「日本のアイス」をフィーチャーします







Atom_feed

編集余談

巷では解散だ選挙だと実に喧しい。地元でも、やれ維新の会だ共産党だ、選挙カーが走り回っている。別に政治をやるのは構わない。選挙カーで回るのも、焼き芋屋や豆腐屋と同じだと言われれば、そうかもしれない。しかしはっきり言って庶民にとっては政治など豆腐屋や焼き芋屋よりも価値が劣るものなのだから(焼き芋や豆腐は食えるが、政治屋の答弁が腹の足しになるか?)、あまり庶民の暮らしを邪魔しないで頂きたいと思う。

そういえばどこにでも騒音を理由に保育園の建設や存在を反対する自己中心的なクレーマー諸氏がいるものだが、彼らはちゃんと選挙事務所にもクレームを逐一入れるのだろうか?

私は政治に通じているわけではないので、選挙の行方など分からない。第一、選挙システムがどこまで公平に作用しているのか、それすら半信半疑なので。ただ今回の解散、選挙騒動でひとつだけ分かったことはある。先日の北朝鮮のミサイル騒動はカラ騒ぎだったんだな、やはり、ということである。

だって本当に北朝鮮のミサイル乱射を危機として捉えているなら、呑気に解散だ、選挙だ、新党結成だなど騒いでいる場合ではないだろう、どう考えても。たとえばゴジラが東京に上陸したときに「よーし、解散総選挙だ」なんて言い出す総理大臣はまずいない。そんな場合じゃねぇだろ。それくらい誰でも分かる。虚構をたとえに出したが、危機的状況とはこういう状況のはずである。

もし本当に北朝鮮に対して危機感を持っているなら、総理大臣及び与党総裁として言うべきことは、「与野党の皆様には思想、理念、信条において様々な見解の相違があるかと思います。しかし北朝鮮による軍事的恫喝が進み、東アジア圏内の緊張が高まる昨今においては、国内で小競り合いをしている場合ではありません。ここはひとつ一時休戦、一致団結し、隣国の脅威から国民の生命と財産を守るべく、共闘しようではありませんか」とかじゃないのか?

本当に北朝鮮のアクションが脅威なら、ね。

でもそうじゃないことが証明されてしまった。計らずも内閣総理大臣自らが、北朝鮮は脅威足り得ていないことを、その言動を以て立証してしまった。これが今回の解散、選挙騒動そのものが暗黙のうちに示している事実であろう。

各党、マニフェスト作成においては北朝鮮への対応がカギのひとつだと思っている。しかし彼らの平和な(危機感のかけらもない)アクションの一つひとつそれぞれが、「北朝鮮のミサイルなんて、そこまで差し迫った問題じゃない」と証明してしまっているのだ。

つまりあれだけ危機を煽っていたのも、文字通りただの「煽り」だったわけだねぇ。私個人は、あんなのは北朝鮮の軍部内のガス抜きを兼ねたデモンストレーションだろ、と身内に言っていたので驚きもしないけど、気の毒なのはJアラート(だっけ?)で煩わされた庶民だ。結局、政治ってやつは庶民の平穏な暮らしを邪魔してナンボなのかもね。


(三坂陽平)