日本語 | English

■ 4月30日~6月29日にかけて、「日本のジャズ」を取り扱います







Atom_feed

編集余談

先月、今月と「日本のジャズ」を取り上げたが、実質的にはほぼ以前の記事のリメイクがメインとなった。

当方としては、よほどの理由がない限り、基本的方針としてリメイクは極力しないつもりでいた。記事の内容に対する信用を損ねるおそれがあるからだ。しかしまぁジャズなどの場合、記事の多くはレビューみたいなものであったからして、良くも悪くもこれなら大して影響もあるまいと思ったのと、以前の記事の多くに、「今からすると、これはどうなんだろうな」という思いがあって。

今からするとどうなのか、というのは、今の自分と過去の自分との技量の差によるものではない。ものによっては(または読み手によっては)昔の方が良いということも往々にしてあるのだから。それにそんなこと言い出したらいつまで経っても公開した記事のリタッチに追われなきゃいけないだろう。

そうではない。内容が、まぁ全くのウソというのではないが、書き手としての遠慮や配慮が前面に出ている記事が多いなと感じたからだ。ジャズ編の記事の大半は2013年以前にしたためたものだったが、この頃はまだ駆け出しで(今もそんなもんだけれど、今よりも、という意味で)、色々な方面に無意味な遠慮をしていた。具体的に言うと、ここでこの盤をけなす感じのレビューを載せると、取材を受けてもらえなくなるんじゃないか、とか。

本当に無意味な遠慮だった。今思うと、の話だけど。正直に書けば良かったのにね。

そこで、この際、過去のジャズ編の記事のリメイクをしようと決めた。しかし単にリメイクしますというのでは、意義があまりないだろう。なので、とにかく文章を出来るだけ推敲しようと決めた。どれだけ時間をかけたとしても━━もちろん現実的にはある程度のデッドラインは存在するわけだが、その範囲で━━納得できるまで推敲に推敲を重ねよう、そうすることで自分の文章と徹底的に向き合おう、と。

記事が公開されるペースが以前より落ち、自然と記事の数が減ったのは、そういった背景ゆえである。でもまぁ、前述の通り、良かれ悪しかれ大して影響もあるまい、ということで。最後に━━遅々として進まない作業に淡々と付き合ってくれたチェッカーにも謝辞を述べたい。ありがとうでした。


(三坂陽平)