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『ストリートファイターⅡ 劇場版』
コレより秀でた格闘アニメは、ない!

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『ストリートファイターⅡ』、通称「スト2」。およそ ’90年代前半に幼年期・青春時代を過ごした者ならば、その名前に心当たりがない人などいないのではないでしょうか。それくらい隆盛をきわめた格闘ゲームであり、国内のみならず海外にも飛び火するほどの人気を誇っていたのです。


さて、そんな「スト2」をアニメ化した映画が、1994年に公開されました。こういうと、「ゲームのアニメ化って、ロクなもんにならねえんだよなぁ」と呟かれる御仁も多かろうと存じます。確かに、格闘に特化したキャラクターからストーリーを練り上げねばならないなどの制約もあって、ロクでもない事例の多さは否定できません。

しかし、そういうところで言うと、この『ストリートファイターⅡ 劇場版』はその例外であると位置づけられましょう。

まず、格闘アドバイザーのクレジットに「アンディ・フグ」(スイスのヘビー級格闘家です。2000年・没)などの名前が連ねられているように、格闘描写の完成度がハンパなく高い。ここまで細かく書かんでも、というほど、筋肉の動きなどが現実感を伴って伝わってきます。

冒頭、リュウとサガットが一騎打ちするシーンから物語は始まりますが、そこを観るだけでもそのことは十分に分かって頂けるのではないでしょうか。格闘アニメとしての本格たる出来です。

「声優の表現力が残念」「ストーリーにひねりがない」「キャラクターの衣装が変わらなさ過ぎ」など、ネガティヴに取る意見もあります。しかし、これだけ格闘が表現できていれば、それで十分お釣りが来ます。そんなのは『ジュラシック・パーク』に感涙を求めるようなものでしょう。

『まんが日本昔ばなし』『宇宙戦艦ヤマト』などを手掛けたグループ・タックが制作したアニメーションも、無論のこと、その高品質の要です。





作品情報

・監督: 杉井ギサブロー
・脚本: 今井賢一、杉井ギサブロー
・原案: カプコン
・音楽: 小室哲哉、鳥山雄司
・配給: 東映
・公開: 1994年8月6日
・上映時間: 102分







 

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