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『AZURE』
ギタリスト岡安芳明初のソロ・ギター・アルバム

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1993年のデビュー以来、ジャズ・ギターの第一人者として活躍し続けて来た岡安芳明。彼のディスコグラフィの中でも特異なアルバムといえるのが、今回紹介する『AZURE』(2011)だ。

「AZURE」 岡安芳明
2011/8/24 発売

1. My One and Only Love
2. Why Did I Choose You?
3. Azure
4. The Masquerade is Over
5. Smoke Gets in Your Eyes
6. So Little Time - I'm a Fool to Want You
7. Make Someone Happy
8. All Too Soon
9. Dreamy
10. But Beautiful
11. Love, Your Magic Spell is Everywhere
12. Don't Explain - My Ship
10作目にあたる今作は、彼のキャリア上初のギター・ソロ・アルバムとなっている。スタンダードからジャズ・オリジナルまで幅広く、丁寧なギター・プレイを我々の耳に届けてくれる。

全体的にバラード主体、といった聴き心地だが、そのギター・プレイもプレーン至極。ギター・ソロというと、どうしても速弾きだとかのテクニックに走ってしまいがちなもの。しかし、あくまでメロディ、ひいては曲が主体なのだといわんばかりの、ゆったりと聴けるプレイを実現しているのは、彼のキャリアの賜物か。

岡安はギタリストの先輩、ケニー・バレルのフリークとしても有名だが、今作にもケニー・バレルを心底より敬愛する精神が遺憾無く発揮されているのではないか。4声コードの使い方など、その影響とリスペクトぶりがにじみ出ている。そういえば、ケニーもどちらかというと技術ありきというよりは、楽曲ありきというプレーヤーだ。

普遍的なメロディを大切にしたギター・ソロ・アルバム。しかしそういうものはCDにしたとき、得てして曲順によって凡庸なものとなり魅力が殺されかねない。だが、それぞれを活かす曲順に配しているのも流石のセンス。是非、シャッフルなどせず、のんびりと聴いてもらいたい。



岡安芳明 オフィシャルサイト






 

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