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■ 2月28日~3月30日にかけて、「日本の伝記」を取り扱います







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『スタンダーズ』シリーズ
土岐麻子のソロをひもとく三部作

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自身がヴォーカルを務めたバンド「シンバルズ」が2004年に解散し、土岐麻子がソロとして発表したのは、普通のソロ・アルバムではなくこの『スタンダーズ ~土岐麻子ジャズを歌う~』三部作だった。正確にいえば、第二部と第三部の間に『デビュー』という、ソロとしてのデビュー・オリジナル・アルバムを発表したわけだが。

彼女の現在までのディスコグラフィの方向性は、日本語を駆使したポップ・ミュージックへ向かっているのは確か。しかし、なればこそ、このシリーズが意味深長なものになってくる。

かつての日本の歌謡界がそうであったように、まずは「ポップス」の出自たる英詞を歌って、詞と音楽の相互作用等を解析してゆくことが、質の良い日本語のポップスを仕立てる要。されば、このシリーズでジャズのスタンダード曲(当然英詞である)を歌い込む事が、ソロ・ヴォーカリストとしての彼女の基盤を築いたと言えまいか。

「シンバルズ」はパンク、ロックのジャンルに属していたことから、恐らくはバンド時代とのグラデーションを明確にしよう、という意図からだと推測されるが、このシリーズが単なる企画モノにとどまらず、良い。

彼女の実父であり名ジャズ・サックス・プレイヤーでもある土岐英史を迎え作り上げた、極上のバック・トラックを以って挑んだこのシリーズ。ジャズのヴォーカルというと、メロウなものかハスキーなものかというイメージがあろうが、彼女の軽やかな歌声は、そのどちらでもないだろう。だが、そのバック・トラックと見事に調和し、我々の日常に違和感なく溶け込んでくる。

現在、ヴォーカルのCM女王といってもいいぐらい、彼女の声は日本のお茶の間に浸透している。その背景として、また、リラックスして聴くジャズとして、このシリーズは重宝すること間違いなしだ。
STANDARDS
~土岐麻子ジャズを歌う~


2004年2月25日 発売


1. My Favorite Things
2. September
3. The Gold Life
4. Everybody wants to rule the world
5. Feelin'Good
6. Like Someone In Love
STANDARDS on the sofa
~土岐麻子ジャズを歌う~


2004年11月10日 発売


1. Just One Of Those Things
2. When You Wish Upon A Star
3. Another Star
4. I've Got You Under My Skin
5. Nature Boy
6. Human Nature
7. Little Girl Blue
8. (I Can't Get No)Satisfaction
9. PLAY OUR LOVE'S THEME
STANDARDS gift
~土岐麻子ジャズを歌う~


2005年11月9日 発売

1. 雨に歌えば
2. ノルウェーの森
3. ユー・メイク・ミー・フィール・ブランニュー
4. スイングしなくちゃ意味がない
5. マイ・ファニー・ヴァレンタイン
6. ティー・フォー・トゥー
7. ブレイク・アウト




土岐麻子 公式サイト
土岐麻子 公式ブログ






 

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