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『ライヴ・ザ・ベスト』
綾戸智恵の魅力を凝縮したベスト・アルバム

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ジャズというものの特性を語る時、ポップ・ミュージックよりもライヴ感重視、という考え方がある。それは取りもなおさず、ライヴ・ステージこそジャズ・ミュージシャンの本当の魅力が発揮される場、ということ。

さて、恐らくは日本のジャズ・プレイヤーとしては国内で随一の知名度をほこる、綾戸智恵。テレビやラジオでうかがう限りは、関西弁で話すファンキーなオバちゃんというイメージが強いかと思われる。だが、それは彼女の一面をクローズアップしたものに過ぎない。

『ライヴ・ザ・ベスト』
2008年6月25日 発売
ewe Records

01. オンリー・ユー
02. テネシー・ワルツ
03. 我が心のジョージア
04. ユア・ソング~フォー・オール・ウィ・ノウ
05. ユー・アー・ソー・ビューティフル
06. ストーミー・マンデイ
07. フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ
08. オレオ
09. スイングしなけりゃ意味ないね
10. ゲット・イントゥ・マイ・ライフ
11. ニューヨークの想い
12. 夜空ノムコウ
13. この素晴らしき世界
14. 愛の讃歌

綾戸の本領も、やはりライヴという場で発揮される。生でそのパフォーマンスを味わってこそ、彼女のショーマンシップは感じ得るもの。だが、なかなかそういう機会を持てない人達のために、ライヴ・アルバムを彼女は何作かリリースしている。その中でもオススメなのは、2008年、彼女のデビュー10周年記念にリリースされた『ライヴ・ザ・ベスト』だ。

彼女の2000年(スウィート・ベイジル139)から2007年(東京国際フォーラム)にかけてのライヴ・パフォーマンスのベスト・テイクを選りすぐった企画盤というものだが、本番の臨場感やプレイヤーとオーディエンスの息遣いなども収録された名演集だ。

3歳のみぎりよりピアノに親しんできたピアニストとしての腕や、ゴスペルにも通ずる歌唱、そして何よりも彼女の明るく朗らかな人柄が織り成すエンターテイメント性に溢れるステージ。その魅力の一端が垣間見えるベスト・ライヴ・テイク集。彼女のライヴを味わったことのない人は入門用に、常連の方は親しい彼女との思い出をたぐるように、是非聴いてみて頂きたい。

聴いたあかつきには、冒頭の「ライヴでこそジャズ・ミュージシャンの本当の魅力が知れる」といった言葉の意味を、きっと体感して頂けるかと思う。


綾戸智恵 公式サイト
綾戸智恵 公式ブログ







 

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