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『MOBO』
渡辺香津美が築き上げた、ジャズ・ギターの金字塔

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あなたの心のジャズ・ギタリストは誰でしょうか? 日本国内外、数多の辣腕ジャズ・ギタリストが存在し、これからも現れるでしょう。しかし、オールド・ジャズ・ファンにこんな質問をしたら、多くはきっとこう答えるのではないでしょうか。渡辺香津美だ、と。

日本の誇る名ギタリストであり、日本のロバート・ダウニー・ジュニア(見た目の話)・渡辺香津美。彼が1983年に発表した『MOBO』を聴けば、古参のジャズ・ファンの多くが彼を心のギタリストとする理由が分かって頂けるかと思います。(当時の)彼にとっての総決算でもあり、時代の要請でもあった、日本のジャズ・ギターの金字塔といえる作品なのです。

『MOBO』
1983年10月21日発売
ポリドール株式会社

01. 上海(モボ1号)
02. ヤトケサ(モボ3号)
03. アリシア
04. ボヤージ
05. ハーフ・ブラッド
06. 遠州つばめ返し
07. アメリカン・ショート・ヘア
08. モボ2号
09. 急がば廻れ
10. オール・ビーツ・アー・カミング(モボ5号)
ケイ赤城、マーカス・ミラーやロビー・シェイクスピアなど、バンド・メンバーは国内外のトップ・アーティストたちであり、彼らと渡辺香津美ががっつりスクラムを組んで、狂宴とも言えるパフォーマンスを結果として残すこととなったこのアルバム。今聴いても空恐ろしくなるほどの演奏の組んずほぐれつです。

ジャズには、ある種の変態的というかアヴァンギャルドな感性が必要とされますが、バッキングで、インプロヴィゼーションで、彼はその感性をいかんなく発揮しているのです。それらは決して色褪せず、今もヴィヴィッドなままのインパクトをあなたの耳にもたらすことでしょう。

アルバム・タイトルに冠せられた『MOBO』とは、モダン・ボーイの古い言い方とのことです。色褪せないモダン。演奏とそこから来るインパクトを表しているのは、正にそれでしょう。

色褪せないジャズ・ギターの金字塔、是非聴いてみてください。 きっといつの時代にも、アルバム・タイトル通り、新鮮に響きますよ。


渡辺香津美 公式ツイッター
渡辺香津美 公式ウェブサイト







 

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