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■ 10月31日~11月29日にかけて、「2017年のポップス」をフィーチャーします







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Bizen Works
ゼマイティス(英国)から愛知へ?

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Bizen Original / AT
(C)Bizen Works
Body: 5A Curly Maple/Honduras Mahogany 1P
Neck: Honduras Mahogany
Fingerboard: Ebony Compound Radius 25inch
4Piece Parallelogram Inlay
Pick Up: Seymour Duncan ’59model SH-1n/b
ゼマイティスのギターは、ギター・プレイヤーの憧れの名器のひとつと言えるでしょう。イギリスのハンドメイド・ギターなのですが、その高い意匠性から、国内外問わずファンが多くいます。日本人なら布袋寅泰やChar、海外ならエリック・クラプトンやロン・ウッドなど。

「Bizen Works」は、2016年7月、愛知県春日井市に出来たギター工房です。オーナーの坂本行宏さんは、以前は神田商会に勤めていました。なんとそこでゼマイティスのカスタム・ショップの工場長として、キャリアを重ねてきたというのです。ちなみに工房名の「Bizen」とは、備前のこと。坂本さんが岡山のご出身なので、この名前を採用されたのだとか。

神田商会に入社したての頃は、新しい工場の立ち上げメンバーの一員だったそうです。つまり職人としての先輩が不在だった。当然なにもかもが手探り、トライ・アンド・エラーの毎日でした。しかし、それがギター職人としての坂井さんの敏腕に帰結したことは、想像に難くありません。

職人にはトライ・アンド・エラーが欠かせません。ギターで言えば、同じ型のギターを作るのでも、材木がひとつひとつ違うのです。熟達はすれども、ルーティンとは無縁の世界と言えるでしょう。その試行錯誤の基礎を新人時代に体得された。これはアドヴァンテージに違いありません。

とはいえ、会社員時代と独立後では、トライ・アンド・エラーの内実は確実に変わります。会社員時代なら、少しくらい失敗をおかしても(ある程度会社が安定していれば)ちゃんとお給料がもらえます。悪くてもボーナス・カットや査定に響く程度で、クビになる、路頭に迷うなどはほとんどない。

しかし独立後は、お給料がいっさい保証されません。なにしろ試行の結果が、そのまま自分の収入に直結するのです。トライ・アンド・エラーなどは不安定この上ない事態を招いてしまう。言い換えると、それを承知できるほど、坂本さんはギター職人としてのご自分の腕に自信がある。だからこそ独立し得たのだということです。

楽器全般に言えることですが、名器の条件、もっと言えば「良い音」の条件は、十人十色です。このメーカーだから良い、このタイプだから良い、なんて料簡は通じません。それにギターだって、ひとつひとつ材木が異なります。つまり、実際に弾いてみないと良し悪しは判断し得ないということです。工房には防音室もあり、試奏できますので、お近くのギター・プレイヤーは、一度お試しあれ。



Bizen Works Official Website






 

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