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■ 3月31日から4月29日にかけて、時計をフィーチャーいたします。







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『クリスマス・イブ』/山下達郎
’80年代の最も売れたシングル・レコード

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『クリスマス・イブ』
’92年に再販された
懐かしの8cm CD。
これまでに9回
再販されている。
♪雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるだろう♪…この歌いだしから始まるクリスマス・ソングを知らない者は、恐らく国内にはいないだろう。言わずと知れた山下達郎の『クリスマス・イブ』だ。

初版は1983年12月14日にシングル・レコードとして発売された。元々は同年6月8日に発売された彼の7作目になるアルバム『メロディーズ』の最後に収録されていたナンバーなのだが、半年後にシングル・カットのはこびとなった。アルバム自体は週間チャート1位を獲得していたものの、『クリスマス・イブ』はふるわず、初登場1位はおろか、トップ30圏内にすらランクインしなかった。

ところが、徐々にCMやラジオなどでクリスマス時期の定番として流れるようになり、師走の当来の度に売上を伸ばす現象が起きた。ついには1989年12月、週間シングル・チャート1位を獲得。さらに2年後の1991年にはミリオン・セラーとなり、現在までに182万枚以上を売り上げている。これは1980年代のシングル中、国内で最も多い売上となっている。

『ハード・デイズ、ホーリー・ナイト』が
収録されている、2003年発売の
ポルノグラフィティのシングル

『愛が呼ぶほうへ』
2003年11月6日 発売
今年初めのチャート(つまり前年末の売上)を見ても、しっかりトップ100に入っており、いまだ根強く国民に浸透し続ける『クリスマス・イブ』。当楽曲をパロディとして詞の一部に用いたポルノグラフィティの『ハード・デイズ、ホーリー・ナイト』(2003)という楽曲も生まれたくらい、国民のクリスマスの一部になったといっても過言ではないだろう。また、今年の年末も何処かから『クリスマス・イブ』が聴こえて来るのだろうか。



※文中のチャート・売上などはオリコン調べによるものです。