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■ 6月30日~7月30日にかけて、「日本の鞄」を取り扱います







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triple joker
T.M.Revolution、ここにあり!

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1. シングルでのオリコン・チャート首位獲得
2. アルバムで、ミリオン・セラーを出す
3. 東京ドームで、ライヴができるようにする

この三つの条件が、T.M.Revolution(以下、TMR)結成の際、プロデューサーである浅倉大介が、ヴィジュアル系バンドとしてデビューするも鳴かず飛ばずで、バンド解散後はニート同然にくすぶっていた西川貴教と交わした約束だった。


triple joker
1998年1月21日発売

Epic Records Japan
価格: 税込3,059円

01. 蒼い霹靂
02. Oh! My Girl,Oh My God! -Morning Surprise Mix-
03. WHITE BREATH -MORE FREEZE MIX-
04. O.L
05. MID-NITE WARRIORS
06. LEVEL 4 -LEVEL→Ⅴ MIX-
07. Slight faith
08. MinD ESCAPE
09. Joker -G CODE MIX-
10. Twinkle Million Rendezvous
11. HIGH PRESSURE -MORE HEAT MIX-
12. JUST A JOKE
三つめの約束は、実現はしたものの、ライヴのことなので、作品に言及するここではふれないことにしよう。では、一つめと二つめの約束が実現した、このプロジェクトの最初の節目はどこにあるのか? TMRの三枚目のアルバム、『トリプル・ジョーカー』にあるのだ。

1997年に出たシングル「ホワイト・ブレス」がチャート首位に輝き、この『トリプル・ジョーカー』は、売り上げにおいてミリオン突破。TMRは、ここではじめて形になった、と、言っても過言ではないアルバムなのだ。

メジャーになるために西川が引き受けた、イロモノとしてのTMR。けれど、世間にその魅力をうったえるためのソリッドな持ち味。ここでは、硬派と軟派が、過去二作よりも、より良いバランスで配合されている。

アルバムのコアでもある「ジョーカー」では、カノジョにベランダに追い出されたオトコが登場するが、彼は現状を、嘆きも楽観もしていない。「♪これが現実なら上等だ」と、したたかに、虎視眈々と、生きようとしている。その姿勢は、そのまま当時のTMRに通じるものだろう。

2008年、TMR再始動のおり、西川はこんな発言をしている。「(TMRの活動の)中心にあるのは、歌で一本背負いができるかどうか、ってこと」これは、ヴォーカリストとしての彼のプライドのあらわれでもあろう。その発言に遜色ないヴォーカリストとしての西川の節目も、『トリプル・ジョーカー』にあったのではないか、と思う。ファーストやセカンドでは頼りないところがあった歌も、ここでは磐石たるスタイルが見られるからだ。

TMRがひとつ出来上がり、また次のステップを踏み出す手前。そんな「或る頂」が、『トリプル・ジョーカー』なのだろう。








※参考文献:
『ワッツイン6月号』株式会社ソニー・マガジンズ・2008年


T.M. Revolution OFFICIAL WEBSITE







 

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