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コロコロ
ニトムズが開発した、日本の掃除の名器

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「コロコロ」といっても、小学館から出版されている児童雑誌ではない。三菱自動車が「パジェロ」の名前の由来とした、南米に棲息する縦縞のネコの別名でもない。掃除用具である。


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株式会社ニトムズにより商標登録されている、日本では極めてメジャーなこの掃除器具。初めて一般発売されたのは、1983年。当時は「粘着カーペットクリーナー」という名前での発売だったが、1985年より「コロコロ」に改名され、同年「コロコロ®」として商標登録。

もともとは、ある女性社員が粘着テープで洋服のホコリを取っていたところから着想。しかし、そのテープをそのまま使ったのでは、ゴミを取り続けた時に粘着力が失われる。そこで、ペンキ塗りローラーに取り付け、少しずつカットしながら使ってゆくタイプの粘着テープが開発された。

何より素晴らしい点は、テープの「スジ塗り加工」だろう。ただ粘着テープを転がすだけでは、床や服にテープがくっ付いてしまう。そこで、粘着剤をスジ状にある程度の隙間を開けて塗り、粘着面に凹凸を作る事でスムーズに転がるように工夫された。また、この加工によりカーペット等の隙間に粘着面を入り込ませ、微小なゴミも取り除けるようにしたのだ。


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また、花粉症の季節など、掃除機などでは花粉を舞い上がらせる可能性があるため、「コロコロ」を用いた花粉除去を同社は推奨している。

現在ではカーペットのみならず洋服、フローリング、畳など様々なものに対応したコロコロが展開されており、これまでの売上は1000億円を超え、今も家庭やオフィスで重宝され続ける、日本生まれの掃除の名器である。




※全画像はAmazon.co.jpからのものとなります。





 

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