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■ 3月31日から4月29日にかけて、時計をフィーチャーいたします。







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ツバメノートのノート
みんなで作る、ノートの日本代表

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ツバメノート本社(東京)
写真提供: ツバメノート株式会社
フランスやアメリカのセレクト・ショップにも置かれているほどの、我が国・日本が誇るノートといえば、そう、ツバメノートのノートです。

かのノートの何がそんなに優れているのか。ノートと言えば、一も二もなく、その主材料である紙が命です。いわく、戦後の日本のノートは、今と違って品質も悪く、とても海外に誇れるものはなかったそうです。そこでツバメノートは、先ず紙にこだわりました。そして採用されたのが、印刷用ではない、「あくまでも書く人のための紙」とされる高品質な紙、フールス紙でした。

ツバメノートは、この高品質のフールス紙を更に漉くことで、筆記に特化したツバメ・フールス紙を開発しました。ものは試し、ツバメノートに万年筆などで字を書いてみて下さい。筆先が適度にすべる書き心地、ペン先が引っかからない絶妙なタッチ、インクの吸い込みの確かさ、すべてが「あなたのその手で書かれるため」のものだと実感して頂けるはずです。裏面を見ても、インクがにじんでうつり込むということは、勿論ありません。

さて、創業者(社長)の名前を会社名に冠した、というケースは結構多いかと思いますが、ツバメノートの名前の由来は、その昔在籍していた、燕(つばめ)さんという営業社員だそう。この方が得意先で大変慕われていたそうで、よく「燕さんトコのノート」と云われていた、と言います。そこで当時の社長は、「じゃ、いっそのこと、社名もツバメノートにしよう」と思い立ち、以降、今日に至るまでその名前が冠されています。


斜めに書く人のためのまっすぐノート

サイズ: B5
中紙: ツバメ・フールス紙
品番: SL3070

価格: オープン
また、昨今人気を博している斜め罫線のノート「斜めに書く人のためのまっすぐノート」にしても、ツバメノートの社員に字が右肩上がりの人がいて、じゃ、斜めに字を書く人向けのノートを作ろう、というアイデアからのノートだそうです。

ツバメノートのノートって、一見すると重厚な雰囲気があって取っつきづらい感じがあるかも知れませんが、ユーザーを含め、「みんなで良い物を作っていく」という精神がそこには息づいているのではないでしょうか。だからこそ、かのノートは、戦後間もない頃から現在まで、長きに亘り愛されているのだと思います。



会社情報

・社名: ツバメノート株式会社
・住所: 〒111-0053 東京都台東区浅草橋5丁目4-1
・創業: 1936年







 

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