公開日時：2013年01月01日
文：三坂陽平

日本のワインを見ると「国内産ワイン」と「国産ワイン」という表記がある。これらはどう違うのか？　国内産ワインは国内で醸造されたワイン。つまりワイン造りに必要な「マスト」と呼ばれるブドウ果汁が１００％輸入モノであっても、国内で醸造さえしていればいい。対する国産ワインとは、国内で製造さえしていればいいもの。つまり９９％の輸入ワインと１％の国内産ワインを国内で混ぜても、国産ワインになる。

国産のブドウを使った、多くの人のイメージする純国産ワインは、国内産・国産ワインの総合計の５％にも満たないと云われる。