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青酎伝承
東京・青ヶ島の原料だけで作る芋焼酎

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もしかしたら東日本にお住まいの焼酎好きの方の中には、焼酎の本場は九州だ、九州に行かんと始まらんとばい、という勢いで九州の酒蔵を訪ねまわる方もおられるかも知れません。でもそれは、ちょっと待って、ちょっと待って、お兄さん。東京でだって良い焼酎が造られているんです。たとえば、青ヶ島酒造の芋焼酎「青酎伝承」みたいなのが、ね。


本格焼酎「青酎伝承」

税込価格: 3,240 円( 700 ml )
アルコール: 30度
蒸留方法: 常圧
原料: 芋、麦麹
日本には本州、北海道や四国などのメイン・アイランドを除く、いわゆる離島は、全部で6847島あると云われています(国土交通省より)。青ヶ島もその中のひとつです。東京都に属する伊豆諸島の島のひとつで、人口は200人足らずの小島です。

そんな島での焼酎は、産業に類するにあらず、奥さんが旦那さんのために造る、いわゆる家庭の酒というのが、もともとの性格だったようです。ために、杜氏(酒蔵の責任者のこと。野球で言う監督)の数だけ焼酎の個性があり、また、大量生産は出来ないのです。

「青酎伝承」は、そんな数が限られた青ヶ島の焼酎の中でも極めて数の少ない、「幻の酒」とも呼ばれる稀少酒です。その名の通り、原材料であるさつまいも、麦麹用の麦、さらには麹菌にいたるまで、全部青ヶ島で作られたもの。製法も、蒸したさつまいもと自然麹を、一緒くたにタンクに入れて発酵させるという、明治時代まではポピュラーだった「どんぶり仕込み製法」。今日では珍しい製法ですが、まさしく青ヶ島の「伝承」を体現しています。

肝心のその味はどうなのか。香り、味ともに強く素材の個性を主張しています。つまりは濃厚。この「青酎伝承」は先述した通り、手間ひまが掛かるので大量生産は出来ません。ためにその貴重な香りやコクは、是非ストレートかロックで味わって頂きたく思います。青ヶ島に行って、芋畑(小島ですから、すぐに見つかります)を堪能しながら飲むのも、オツかもしれません。


青ヶ島酒造(東京七島酒造組合)







 

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