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■ 2月29日から3月30日にかけて、文房具をフィーチャーいたします。







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爆弾 ハナタレ
高濃度に凝縮された芋焼酎

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タイトルを見て、瞬間、唖然とした方もおられるのではないでしょうか。ここで言う「ハナタレ」とは、ハナ垂れ小僧のハナタレを表すワケではありません。「初留(はなたれ)」という焼酎の用語があり、それに由来するのです。

初留(はなたれ)は、もろみを蒸留する時、蒸留器から初期段階に垂れる焼酎を指します。当然、そのアルコール度数は高めで、60度以上あったりしますので、焼酎乙類(本格焼酎)の定義である45度以下に合致しません。よって、水で割ってアルコール度数を調整します。

「爆弾 ハナタレ」は宮崎の酒蔵、黒木本店の芋焼酎ですが、初留を集めたというだけあって、そのアルコール度数は44度と、焼酎乙類の定義ギリギリの数字です。味は高濃度というか、純粋というか、「濃厚」「濃醇」という形容が冠せられるために生まれてきたかのような芋焼酎。


本格芋焼酎「爆弾 ハナタレ」

アルコール: 44度
価格: 2,286 円( 360 ml )
蒸留方法: 常圧
原料: 黄金千貫、米麹(白)

ネーミングからして、面白主義の酒蔵なんじゃないのか、ホントに信用できるんかいな? と疑惑がよぎるかも知れません。しかし黒木本店は「その土地の原料を使ってこそ、土地の文化たる焼酎が体現できる」という理念の下、原料の品質、安全性に細心の注意を払い、1885年より一筋に焼酎を造り続けています。昔日から地元の農家と提携し、原料作りにいそしんできたのが、黒木本店。「爆弾 ハナタレ」の原料の芋「黄金千貫(こがねせんがん)」も、総て宮崎県児湯郡で作られたものです。

芋の旨味、味わいが高度に凝縮された「爆弾 ハナタレ」は、その名の通り、口の中でそのテイストが爆発します。個人的には、お湯割りで少しずつ、チビチビと飲むお酒だと思いますが、いかなテキストよりも、先ずは一献、味わっていただくのが一番でしょう。


黒木本店







 

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生もと造り・大七酒造の最高位にあたる純米大吟醸