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猫また焼酎
鳥取の味にこだわった米焼酎

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焼酎として美味か否かもさることながら、その個性というのは味と原料によるところが大きいものです。しかし味は一概に分かりやすくはありません。造るタンクごとに違ったりしますし、人の好みはそれぞれで、それすら時間の経過と共に変化したりしますからね。

とすると、平素、焼酎の個性を知ろうとするにおいて拠りどころとなるのは、その原料ということになります。「猫また焼酎」という米焼酎が鳥取で造られていますが、その個性もまた然り、です。


本格米焼酎「猫また焼酎」

アルコール: 25度
価格: 1,800 円( 1,800 ml )
蒸留方法: 常圧
原料: 鳥取県産米、米麹(黄)

「猫また焼酎」は鳥取県境港市唯一の酒蔵、千代むすび酒造(慶応元年創業)がPB(プライベート・ブランド)として展開する米焼酎です。「PBなので、ウェブサイトには載せていない」とのことですが、そういった意味では猫また同様、幻の酒とも言えそうです。

「ジャスタモーメン! さっきから当たり前みたいに猫また、猫またと言っているけど、そもそも猫またって何?」とお思いの方もおられるかも知れません。簡単に言うと、猫の妖怪です。猫が年老いて変化した妖怪とする説と、山中に住まう猫の妖怪とする説がありますが、しっぽが2つに分かれていることから、「猫又」と呼ばれています。境港市と言えば、『ゲゲゲの鬼太郎』で有名な水木しげる先生の出身地ですから、そのあたりは言わずもがな・・・


境港市にある、猫又のブロンズ像(出典:Wikipedia)

使う米や水にはこだわり、鳥取県産の米を使い、毎日1時間ほどかけて湧き水を汲みに行き、その水で造ると言いますから、鳥取の酒と呼ぶに相応しい米焼酎です。彼らはもともと日本酒の酒蔵だけあって、どこか焼酎らしからぬ、日本酒のテイストが効いています。


千代むすび酒造







 

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