長い歳月を革と共に
『ル・ボナー』
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『ル・ボナー』店内景観
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兵庫県神戸市の六甲アイランド内に佇む、革のカバンを専門に取り扱う『ル・ボナー』。元々ファッション関係の施設が多い何かとオシャレな街だが、多分に漏れずこの『ル・ボナー』もモダンな雰囲気漂うカバン店である。
店はご主人と奥さんの2人で、カバンの製造・販売からアフターケアまで切り盛りしている。特にどちらがどの作業に従事する、というような分業制ではなく、2人ともがそれぞれのオリジナリティを活かして『ル・ボナー』としての活動を展開している。
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今回再生産・再販されることとなった
パパス・トートバック
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そんな『ル・ボナー』が10月初旬に出したアイテムが写真のパパス・トートバッグだ。もともとは10年程前に作ったものらしいのだが、それをたまたま見た顧客からの要望により今回再生産・再販というはこびになったという。
ただ、昔のモノのいわゆる「コピー」ではない。ファスナーが付いたりと幾つかマイナーチェンジが施されているし、革の種類も昔のそれにはサンタフェなるインドの革を使っていたというが、今回のモノはシュランケンカーフ、ミネルヴァボックスという2種類の革を使ったものになった。
シュランケンカーフはドイツの生後6ヶ月以内の仔牛の革であり、歳月を経て使い込むほどにツヤが出る、つまり色の鮮やかさが他の革より出るのが人気。かたやミネルヴァボックスはイタリア産で、その経年変化が愛好家を魅了してやまない所以(ゆえん)とされる。
店内には他にも様々なカバンや、店主の知人が作った革小物などが並ぶ。
インタビュー・コーナーでも触れた通り、もともと革が好きで店を展開されている人達なので、そのクオリティやアフターケアは磐石たるもの。のんびりした、落ち着いた雰囲気のある店なので、長い歳月を共に過ごすアイテムを一度ゆっくり探しに伺ってはいかがだろうか。
お問い合わせはこちら
電話番号: 078-858-2896(10:00~20:00 木曜日定休)
公式ウェブサイト: ル・ボナー公式サイト
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