公開日時：2011年10月10日
取材・文：三坂陽平
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北の大地に根付く、日本唯一の馬具メーカー・ソメスサドル。馬具というとピンと来ない人もいるかもしれないが、競馬などで騎手が座っている鞍（くら）などを思い浮かべてもらいたい。

馬具に用いる革の選別・裁断などすべての工程を、経験豊富な熟練のスタッフたちがハンドメイド（手作業）で行ない続けてきた歴史を持つソメスサドル。そのソメスサドルの、経験と技術を活用して作られたカバンを、今回は紹介しよう。

多くの種類を少量生産する、ということがソメスの特徴の一つに挙げられよう。ソメスのカバンには、大容量のボストンバッグやマルチトートバッグから小さなハンドバッグやポシェットまで、実に様々な種類と色のカバンがラインナップされている。前述のように工程のすべてを手作業で行なう以上、当然といえるかも知れないが、少量生産になるわけだ。

しかし、それは裏を返せばカバンのひとつひとつに手抜かり無く真摯に向き合っているということ。いずれのカバンにも、スタイリッシュな妥協無きデザインと使い込むほどに深まる「味」が施され、使う人にとって重宝するものとなることは必至。無論、アフターケアも万全の体制を誇る。

馬具作りの歴史が育んだ、熟練の眼と手によって洗練された上質なレザー・バッグ。ビジネスシーン、普段の街使いから、ちょっとした旅行まで、ユーザーひとりひとりの様々なニーズにこたえる品揃いと品質があることは断言できよう。