複式学級。二学年以上の学級に属する児童らが、同じ教室で同じ先生に授業を受ける学級のことである。たとえば小学一年生と二年生が同じ教室で授業を受ける光景など、近隣・もしくはTVの中に見たことがある人も多いのではないか。
日本では小学校の数の減少に伴い、複式学級の数も減っては来ている(文部科学省調べ)。しかし都会でも旧・住宅地のドーナツ化現象による人口減少などによって、今もなお複式学級は日本中の子供たち・子供を持つ家庭の身近に存在しているのだ。
和歌山県でも人口減少に伴って休校に至った小学校は少なくない。複式学級も多く存在する。そんな中、県の中部に位置する紀美野町立小川小学校から発信された学習参考本が「和歌山発 3つのステップで読解力をつける複式の国語科授業」だ。