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■ 2月29日から3月30日にかけて、文房具をフィーチャーいたします。







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週刊文春
テレビや新聞が流さないニュースを伝える週刊誌

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株式会社文藝春秋(1923年、菊池寛が創業)の発行する週刊誌。たびたび「表現の自由」論争を巻き起こす同社の看板雑誌とだけあって、その内容は、ヌード・クラビアやダイエット特集などに頼らず、テレビや新聞が流さないニュースを流すことをモットーとしている。

表紙の絵とデザインは、1977年から和田誠(三谷幸喜のエッセイ本のイラスト等で有名なイラストレーター)が手掛けているので、他の週刊誌との区別はつけやすい。2015年4~6月の発行部数は、684,750部(日本雑誌協会調べ)。一部地域を除き、毎週木曜発売。


週刊文春 2015年 4月2日号


内容は社会派な告発記事から芸能スキャンダルまであり、「週刊誌」のイメージそのままである。有名な記事と言えば、1982年の具志堅用高(前年には引退している)絡みの、以下の醜聞だろうか。

具志堅がWBA世界ライトフライ級タイトルを13回連続で防衛できたのは、具志堅が所属していた協栄ジムの会長(当時)が、対戦相手に下剤入りの果物を提供したからという告発記事を『週刊文春』が掲載。当時の会長は否定したが、その後のJBC(日本ボクシング・コミッション)の調査により、クロと判明した、という事件があった。

最近では2014年、佐村河内守によるゴーストライター事件を『週刊文春』がスクープした事で、この問題を記事にした神山典士は、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した、等がある。

また、他の出版社と異なり、AKB48やジャニーズ事務所などのアイドルに関するスキャンダル報道にも定評がある。1999年、ジャニーズ事務所社長・ジャニー喜多川が、同事務所に所属する男子児童に対して、性的虐待を行なった疑惑があるという報道が流れたが、これを報じたのも『週刊文春』だった(この問題自体は『噂の眞相』などで‘80年代にも取り上げられてはいたが、大手出版社による報道は初だった)。


週刊文春 2015年 7月30日号


いわゆる「週刊誌」ではあるのだが、メディアとしての矜持を感じる週刊誌でもある。


週刊文春WEB







 

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