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春日大社
鹿を伴う、あをによし奈良の古社

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皆さんこんにちは。本日のお題は春日大社です。ご存知のように、全国に春日と名のついた神社はたくさん(星の数ほどとまでは言いませんが)あります。だいたい1000くらいでしょうか。でもそれらをすべて順番に取り上げるようなことはしません。時間がどれだけあっても足りませんからね。ここでは、「春日大社」について語ります。

たまに、春日大社って京都でしょ、と誤解されている方も見受けられますが、違います。いや、確かに京都にも春日神社という神社はあることはあるのですが、そちらはいわば支店と言いますか、とにかく本店(総本山)は奈良県奈良市にある春日大社なんです。あまり不用意に、春日大社って京都でしょ、なんて言うと、奈良の人が怒って、鹿せんべいを「えいやっ!」と投げてくるかもしれません。気を付けてください。

と、こんなことを言っていると、奈良の人が(ドナルド・トランプのごとく)怒ってくるかな。あんた何言うとんなら? って。私としては奈良を擁護しているつもりなんですが。まぁいいや、話を進めます。



春日大社 中門・御廊
出典:Kasuga-taisha11bs3200.jpg
from the Japanese Wikipedia
(撮影:2008年7月12日)

春日大社が創建されたのは768年。今から1000年以上も昔のことです。なので、その創建の由来には諸説あるというか、はっきりしたことはわかっていません。誰もタイム・マシーンに乗って実際の建築現場や政治的プロセスを見てきたわけじゃありませんからね。

では、この春日大社が有する最大の価値は何か。

この春日大社は、別名「平安の正倉院」とも言われるくらい、平安時代に奉納された文化財を蔵しているのです。それは刀剣や甲冑などの武具から美術工芸品に至るまで、実にさまざまです。また神社そのもの、つまり建築物としても国宝や文化財に指定されているくらいですから、全体でひとつの「文化財見本市」として成立していると言っていいでしょう。

こういった記述に対し「俗っぽい」という批判もあるかもしれません。しかし公的に国宝や文化財に指定されているということは、この神社がそれだけの歴史をくぐりぬけてきた証左でもあるわけです。数え切れないほどの先人の営為の上に成立しているのだということです。



春日大社 西回廊と直会殿
出典:Kasuga-taisha08bs4592.jpg
from the Japanese Wikipedia
(撮影:2008年7月12日)

また、春日大社に隣接する春日山原始林も、個人的には大変な価値があるものだと思います。

春日山原始林は、春日大社の神域として樹木の伐採が841年から禁じられている森林です(もちろん、狩猟も禁じられています)。これって凄いことですよ。だって森林が極相にまで達した原生林が、奈良県奈良市という市街地に泰然と存在している。つまり健康な方ならJR奈良駅から徒歩で原始林に行けるということですからね。

ちなみに、神道には「神使しんし」と呼ばれる、神の使いとされる動物がそれぞれにあります。たとえば伊勢神宮ならニワトリです。だから伊勢神宮ではニワトリが放し飼いになっています。春日大社は鹿です。だから奈良といえば鹿というくらい、鹿が放し飼いにされ、大事にされているわけですね。






 

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