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■ 11月30日から12月30日にかけて、のど飴をフィーチャーします







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建仁寺
臨済宗の総本山、あるいは風神雷神図を訪ねて

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みなさん、お元気ですか。お久し振りですね。今回は京都の建仁寺です。阪急京都線のターミナル、河原町で下車して南東に行くと建仁寺に着きます。

ちなみに建仁寺からさらに南東に行くと、かの有名な清水寺にぶち当たるわけですが━━だいたい徒歩で30分くらい掛かりましょうか。私のように京都に不慣れな人だと、建仁寺の末寺にあたる高台寺に誤って迷い込む可能性もありますが━━、それはまた別のお話です。今回は建仁寺。



建仁寺を紹介するにあたって、やはり外せないのはその宗教性でしょうか。

建仁寺はその名の通り、建仁年間に建立された、つまり鎌倉時代の寺院になります。日本で仏教の禅宗と言えば、臨済宗、曹洞宗、日本達磨宗などがありますが、鎌倉、室町の時代の仏教と言えば臨済宗ですよね。建仁寺はこの臨済宗の総本山の一つ、みたいな位置づけがされています。

どういうことか。

日本に臨済宗を中国から持ち込んだのは明菴栄西と言われています。建仁寺はこの明菴栄西と、時の鎌倉幕府将軍の源頼家によって建立されました。栄西はその後、1215年に建仁寺で入定。つまり建仁寺は栄西の寺だと言って過言ではない。それなら臨済宗の宗徒にとっては大変に重要な寺院になるわけですね。流派によるのかも知れませんが。

ちょっと脇道に逸れますが、曹洞宗の開祖である道元は、この建仁寺で一時期修行を積んでいたと言われています。道元の説法を纏めた『正法眼蔵随聞記』には、栄西への言及もいくつかあるのだとか。



とはいうものの、失礼な表現になるかも知れませんが、今の日本人の大半にとっては、そういった宗教性はあまり重きを置く対象ではないかも知れません。別に批判的に言うわけじゃなくて、実際のところそんなもんじゃないかなと。であるならば、収蔵されている国宝などが観光の目玉になるかと思います。

建仁寺では、江戸時代の画家、俵屋宗達の代表作とも名高い風神雷神図が公開されています。国宝とされている屏風絵ですし、他にもいくつか文化財がありますので、絵画や歴史に興味をお持ちの方は、こちらを目的として観光に行かれるのもよろしいかと存じます。



取材の〆に、建仁寺の北門(だったと思う)を出てすぐ右手にある蕎麦屋さん「竹花」でトリテリ蕎麦というのを喫しました。もしかすると東日本の方には薄味にあたるかも知れませんが、結構美味しかったです。







 

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