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■ 10月31日から11月29日にかけて、「メモワール」をフィーチャーします







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浅草寺
観光地としての浅草の中心?

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東京は浅草駅(東京メトロ)を下車し、東へ数分ほど歩くと、浅草寺に着く。「浅草寺」という寺院は、実は大阪(東大阪市)にもあるのだが、知名度でいえば、間違いなく東京の浅草寺のほうに軍配が上がる。浅草寺いうたら東京の浅草のアレやろ。大阪府民のなかにも、そう言う人は少なくないはずである。

で、浅草寺といえば雷門である。なかには「浅草寺は知らないけど雷門は何かで見たことある」という人もいるはずである。大きな提灯で知られる雷門は、浅草寺の総門にあたる。あれをくぐって、参道を歩き、本堂まで行く。それが浅草寺を参るときの常道であるという。もちろん、なかに入らずに雷門の前で記念撮影だけするというのもアリであろうが。

ちなみにあの大がかりな赤提灯(重さは約700キロもある!)は、1960年に松下幸之助が寄贈したものであるという。当時のままというのではなく、10年ごとに高橋提灯(京都府)によって新調されているが。



浅草寺・雷門

出典:Sensoji at night 8.jpg
from the Japanese Wikipedia
(撮影:2016年12月1日)


実は浅草寺は東京都で一番古い寺院である。その歴史は存外に古く、同寺が創建されたのは628年と伝えられている。ひゃあ、大化の改新(645年)よりも前ですか。もっとも、その頃の同寺は、現在のように雷門や五重塔があるなどではなかったらしい。

とある兄弟が仏像を偶然見つけ、それを拝するために彼らは出家し、自宅を寺にカスタマイズした。それが浅草寺のはじまりであったという。いわば「自宅をリフォームして寺にしました」で、それは寺としては極めて小規模なものであった。現在の浅草寺に見られる雷門や五重塔などの建物が同寺に増設されるのは、そこから何百年か後の話である。

浅草寺は何宗なのか? もともとは天台宗であったが、1950年にそこから独立し、現在は聖観音宗の総本山にあたる。要するに「大手から独立した新興勢力」である。だからなのか、家の宗派に関係なく、誰でも浅草寺に先祖供養を申し込めるという。そもそも中国で天台宗を学び、日本にそれを広めた最澄からして760年代生まれ。つまり日本では、天台宗自体が浅草寺より後発にあたるわけで、そうすると同寺にとって宗派とは、そこまでこだわるものではないのかも知れないのである。

時代が下り、浅草寺を中心に浅草エリアは栄えるようになった。江戸時代に入り、首都の一つが江戸(現在の東京)になると、浅草は、人の往来が盛んな繁華街として、よりいっそう名を馳せる。そうした方向性は2020年現在でも大して変わっていない。今日の浅草は、東京でも有数の観光名所で、その中心には(雷門を含めた)浅草寺がある。



浅草寺・本堂

出典:Sensoji at night 6.jpg
from the Japanese Wikipedia
(撮影:2016年12月1日)


さて、実は浅草寺の本堂の東部には「浅草神社」がある。日本人のほとんどは神仏混淆があたりまえになっているから、お寺と神社が並列的に存在していても、さして気にとめないかも知れない。人々の意識のなかでは、神道と仏教は大して厳密に分かれてはいないのである。

聞くところによると、浅草神社に祭られている神様は、浅草寺を建てた3人の人達であるらしい。だから土地の人は浅草神社を「三社様」と呼んだりする。別言すれば、浅草神社は浅草寺ありき。浅草寺は浅草の繁昌の源泉であるわけだから、同寺を作った人となると、神様としてあがめられてもおかしくはないのかも知れない。






 

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