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■ 2月29日から3月30日にかけて、文房具をフィーチャーいたします。







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杉本圭
「眼鏡とは何か」の問いに応える眼鏡ブランド

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海外の眼鏡展覧会、もしくは眼鏡ユーザーを見ていると顕著なのですが、その眼鏡が日本製、メイド・イン・ジャパンであるというだけで、もう大丈夫だと見込まれる向きがあります。福井県をはじめとする日本各地の眼鏡産業が、常にハイ・クオリティを追い求めるがゆえでもありましょうが、何とも自尊心をくすぐられる感じです。別に、私が眼鏡産業に従事しているわけでもないのですが、ま、一応眼鏡ユーザーなので(笑)。

さて、海外で眼鏡の見本市として有名処と言えば、フランスで毎年行われるシルモ展でしょう。眼鏡や光学機器に携わる人は必ず足を運ぶ、と云われるこの展示会、1994年よりシルモ・ドールというグランプリを開催していますが、ここでも多くの日本の眼鏡ブランドがノミネート、あるいは受賞の雷名を勝ち取ってきました。今回ご紹介する「杉本圭」も、2013年の同グランプリ、眼鏡フレーム部門でノミネートされた、日本の眼鏡ブランドです。


杉本 圭 KS-72(Men's)
カラー: ブラック
サイズ: 52□17-145
素材:アセテート
参考価格: 35,000円(税抜)

「杉本圭」、一見すると誰かの名前かと思いそうですが、その通りです。同ブランドにおいて、デザインから営業まで手掛ける杉本圭彦氏の名前が冠されているわけです。20代の頃、高校教師から眼鏡業界に転職したという、ちょっと変わった経歴を持つ氏ですが、独創的でありながらどこかキャッチーでポップなデザインがこのブランドに多いのは、社会人としての初期段階を教師として過ごしたことで、「一般の感覚」が根付いているがゆえ、かも知れません。

ブランド・コンセプトは「何も語らなくても、フレーム自体が語ってくれる」眼鏡を作ることだそうですが、それはデザインばかりでなく、掛け心地や素材、レンズにもこだわっていることの裏返しでもありましょう。眼鏡とは、本来、目が悪い人を視力面で補助する、いわば目のサポーターなのです。その基本に忠実であり続けているからこそ、フレームが使い手に語りかけるような眼鏡が生まれるのです。

余談ではありますが、この「日本のメガネ」というテーマを何で9月にやっているのかというと、9月下旬が上述のシルモ展がフランスで開催される時期だから・・・かも知れません。


杉本 圭 KS-56(Men's)
カラー: ガンメタル
サイズ: 55口18-140
備考: IOFT2010 メンズ部門 受賞モデル
参考価格: 46,000円(税抜)


杉本圭 | メガネフレームブランド[SUGIMOTO KEI]







 

ジャポニスム
世界が酔いしれる、日本の美のメガネ

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