ただし、じゃあ今回は煮干しラーメンかといえば、そうではありません。確かに青森に煮干しラーメンあり、なのですが、もうひとつ青森には特筆すべきラーメンとの因縁があるのです。それは、インスタント・ラーメン消費量が全国一であるということ(総務省・2014年度)。青森のスーパーではカップ麺を箱で買うお客さんも珍しくないそうです。
どうして消費量がそんなに多いのか、また、なぜそこまでラーメンにこだわるのかについての考察や取材は、ここでは割愛します。きっとさまざまな要因が複合的に絡み合っていることでしょう。要は、青森といえば即席ラーメン、ということです。
さて、他の地方の例に漏れず、青森にもご当地カップラーメンがあります。それが東洋水産による『日本うまいもん 青森味噌カレーミルクラーメン』です。「日本うまいもん」とは、地元では有名でも、全国的にはほぼ無名なご当地麺を発信しよう、というシリーズのこと。商品開発にあたっては、「青森味噌カレー牛乳ラーメン普及会」の全面的なバックアップがあったそうです。なんちゅー会だ、などのツッコミは禁止でしょうか。

「青森味噌カレーミルクラーメン」
内容量: 131 g
エネルギー: 459 kcal
タンパク質: 12.1 g
価格: 税抜240円
味としては、味噌にカレーですから、当然濃厚かと思いきや、牛乳が中和剤の役割を担っているのか、意外とマイルドでもあります。生姜をきかせた味噌のスープも、なかなかのもの。いくらご当地ラーメンでも、青森まで足を運ぶのはちょっと・・・の方は、こちらを探して堪能されても良いかと思います。
ただ最終製造は日本工場で、とはいえ、メンマとネギについては中国産なのがマイナス・ポイントでしょうか。