ジャイアントコーン
改良と試行錯誤を重ねた、大阪からの絶品アイスクリーム
2013年早春、大阪に本社を置くお菓子メーカー・江崎グリコは、『ジャイアントコーン』の「苺のチーズケーキ」味を2ヵ月限定で販売すると発表しました。これは紅白をイメージしたもので、同社から『ジャイアントコーン』が発売されて50周年を記念したもの。2013年3月18日より2ヵ月限定での販売です。
江崎グリコが『ジャイアントコーン』を展開しはじめたのは1963年3月1日。大阪駅前に日本で初めての横断歩道橋が設立されたり、宮城県の試験場でササニシキが開発されたり、インスタント食品業界ではエースコックの『ワンタンメン』が発売されたりと、今日へと続く日本産業の発展期と目される年、その春のことでした。
当初は『グリココーン』として発売され、その後『ジャイアンツコーン』『ジェットコーン』など何度かその名称も変更されてきましたが、1984年以降は『ジャイアントコーン』に落ち着きました。
円錐形のコーンの上にアイスクリームを、更にその上にチョコやナッツなどをあてがったこのお菓子、お手ごろな値段の割に美味しいです。コーン部分は同じく大阪府に本社を置くソフトクリーム業界の大手企業・日世(日本で食べるソフトクリームのコーンは、ほぼこの会社で作られたものです)が委託を受けて生産しています。
しかしコーンに遜色が無いように、アイスクリーム部分も50年の間に進化に次ぐ進化を重ねてきました。とにかく口に含んだときの心地好さを追求してきたのです。『ジャイアントコーン』は現在4種類の味が展開されていますが、例えばクッキー&チョコの場合にはチョコとアイスの間に生チョコを入れるなど、食感と味にこだわった仕上がりがいずれの味にも実現されています。
これから暖かくなる季節。またふとした折に『ジャイアントコーン』を食べたくなりますね。
写真撮影:岸本和哉
会社情報
・社名:江崎グリコ株式会社
・創設:1929年
・従業員数:約1074人(2011年度)
・本社所在地:大阪府大阪市西淀川区歌島
・工場所在地:北海道、宮城県、千葉県、東京都、埼玉県、福井県、大阪府、兵庫県、他
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