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石狩鍋
9月が食べ頃(?)の、石狩地方の郷土料理

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こんにちは。本日のお題は石狩鍋です。読んで字の如く、北海道の石狩地方に伝わる鍋料理です。その料理の名前だけは聞いたことあるという方も多いかも知れません。ちなみに私は子供の頃に読んだ『GS美神』(椎名高志)でこの料理の存在を知りました。主人公の美神令子が、雪国で雪女退治をするんですが、雪女を待っている間、かまくらを作ってそこで石狩鍋を食べていたという話でした。それを読んで、へえ、どんな鍋なんやろ、と思った小学生時代。

石狩鍋とはどういう料理か。その前にまず石狩地方って具体的に何処やねんという説明から。北海道に不案内な人には、ほぼ馴染みのない地名でしょうからね。

石狩地方とは、石狩市はもちろん、札幌市や千歳市を含んだエリアです。早い話、飛行機で新千歳空港に降り立ったら、もうそこが石狩地方です。地図で言うと、北海道の中央部からやや左寄りの、日本海に面しているあのあたり、と思って頂いたらいいでしょう。

では改めて、石狩鍋とはどういう料理か。



石狩鍋
File: Ishikari nabe by Adonis Chen in Hokkaido.jpg
from the Japanese Wikipedia
(撮影:2005年10月14日)

石狩鍋とは味噌鍋の一種である、と言っていいでしょう。味噌仕立てのスープ(ダシはコンブで取るのが主)で、鮭、タマネギ、ニンジン、キャベツなど、お好きな具を煮込んで、はい出来上がりです。メインは石狩地方の一級河川、石狩川で獲れる鮭になります。ちなみにここで用いる鮭は、塩漬けしていない生の鮭ですから、生臭さを抑えるために山椒を最後にふりかけるのが常です。また、お好みでバターや酒カスなどを加えるケースもあります。



いくらを加えた石狩鍋
File: Ishikari nabe by naotakem.jpg
from the Japanese Wikipedia
(撮影:2005年12月17日)

この石狩鍋、もともとは地元の漁師の間で食べられていた賄い料理だったみたいです。なるほど、言われてみればそんな感じがします。鮭のアラやそのへんの野菜を適当に切って、ぐつぐつと煮込んで、ささっと食べて、ハイ、雑炊で〆、みたいなね。

余談ながら、毎年9月15日は「石狩鍋記念日」だそうです。これは日本記念日協会にも正式に認定されています。ちょうどその時期になると、当地で鮭が獲れ出すそうで、915で「食い頃」だからなんだとか。へぇ、そうですか。まぁでも確かに9月中旬って、鍋料理が美味しくなってくる時期ではありますよね。石狩鍋に限らず。





 

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