一般的にミネラルを多分に含んだ水を硬水、少ししか含んでいない水を軟水と言います。日本の水は確かにおいしいのですが、そのほとんどが軟水であり、水道水と変わらない量のミネラルしか含んでいないのが実情です。勿論、それを美味しいと思うこと自体は、問題でも何でもありませんが、ミネラルを摂取するという目的にはかなっていないというのは、まぎれもない事実です。
「球美の水 硬度1000」は、沖縄県で採取・展開される海洋深層水の硬水です。海洋深層水とは、平たく言えば深海の水ですが、勿論、海水をそのままボトル詰めしているわけではなく、フィルター除菌等を施し、塩分をカットし、必要なミネラルを水の中に残します。海洋深層水は、深海ゆえに水温が年間を通して低温で安定しているのに加え、陸地からの大気汚染などの影響を受けていないと云われています。
豊かな自然と美しい海をまとう久米島の沖の水深612メートルから汲み上げた海洋深層水のみを用いた「球美の水 硬度1000」は、その自然の清らかさと厳しさを体現した硬水、と言えるでしょう。清らかさはともかく、厳しさとは? それは1000という硬度に、如実に現れています。
「球美の水 硬度1000」の含有ミネラルを見てください。一見して、マグネシウムが多いということが分かります。ミネラル・ウォーターの味は、含まれるミネラルによって左右されるもので、バランス的にマグネシウムが少ない水は甘みを感じますが、多いと独特の苦みを感じると言います。ミネラル分の少ない軟水に慣れ親しんだ日本人は、ミネラルを多量に含む硬水に対して特に複雑な味を感じやすいでしょう。
久米島の清らかさと厳しさを体現した「球美の水 硬度1000」、ぜひ一度はお試し頂きたいと思いますが、軟水に親しまれている方においては、まずはスーパーなどで硬水を試されてからの方がベターでしょう。硬度1000前後の水と言えば、ドイツの「ロスバッハー」やイタリアの「フェッラレッレ」などがあります。