日本語 | English

■ 8月31日から9月29日にかけて、「ヨーグルト」をフィーチャーします。







Atom_feed
きょうの鉄分葉酸ヨーグルト
「このヨーグルトで、1日分の鉄分と葉酸が摂れまっせ」

LINEで送る

2016年2月、弊サイトで、オハヨー乳業の「ハナコとコラボした1日分の鉄分ヨーグルト」をピックアップしました。2016年って、もう随分前ですよね。なんだか昔のこと過ぎて、書いた当人もよく覚えていません。

で、あれはあれで良かったんですが、2022年現在、そのヨーグルトはもう生産していないそうです。まぁ分からなくもありません。なんせコラボレート相手である「ハナコ」誌が、既に虫の息、往年の勢いは見る影もないですからね。たぶん若い女性の大半は「ハナコ」なんてアウト・オブ・眼中でしょう。それではオハヨー側にコラボし続けるメリットなどあろうはずもない。

そういうわけで、あの記事の刷新版をということで、今回のお題は「きょうの鉄分葉酸ヨーグルト」です。製造販売は勿論、オハヨー乳業。



きょうの鉄分葉酸ヨーグルト


これも名前からしてそのままです。このヨーグルトで、1日分の鉄分と葉酸が摂れまっせ。そうアピールするヨーグルトです。メインターゲットは女性ですが、当然、男性が食べても無問題です。

なぜ「メインターゲットは女性」と言い切れるのか? 女性には、男性には無縁の月経(まぁ生理ですね)があるからです。改めて言うのもアレですけど、月経は大量の血を体外に排出します。つまり失血を伴うわけです。男性が同量の血を月イチで外に排出していたら、病気と診断されかねない量の血だと思います。それがだいたい毎月、妙齢の女性にはつきまとう。

そこで栄養学的には、鉄分や葉酸を補う必要が出てきます。まぁ当然ですね。でも統計によると、多くの女性は日常で充分な量の鉄分や葉酸を摂っていないそうです。鉄分や葉酸を多く含む食べ物といえば、赤身の肉や魚、ホンレン草や小松菜などの野菜、または大豆や小豆など豆類がポピュラーですが、女性の多くはそういうのを日常であまり摂らないのかも知れません。

食べ物の好き嫌いがあることは珍しくないのですが、かといって鉄分や葉酸が不足したままでは、慢性的な貧血になりかねません。そこで「このヨーグルトで1日分の鉄分と葉酸が摂れまっせ」の出番だというわけです。まぁ確かに、そういうヨーグルトがあれば便利ではありましょうね。

このヨーグルトの歴史は、実はそんなに長くはありません。

オハヨー乳業が「1日分の鉄分ヨーグルト」を世に送り出したのが2008年3月。覚えていますか? ツーカーがサービスを終了した月ですけど。米国では前年の半ばにサブプライムローン危機が表面化し、これが2008年の終盤にはリーマンショックへと繋がるわけで、いわば世界規模の金融危機が起こる「嵐の前」みたいな時期でもありました。また、この年の12月には、タレントの飯島愛の自殺も報じられました。びっくりしましたよ。私は当時、大阪でサラリーマンをしていて、会社で残業していたら、ラジオから彼女の訃報が流れてきたんですから。

話を戻すと、この「1日分の鉄分ヨーグルト」は名前の分かりやすさもあって評判は上々、セールスも好調だったそうです。しかし2018年、何を思ってか「きょうの鉄分ヨーグルト」に改称。それ以降も、間欠的にこつこつとマイナーチェンジを繰り返します。その一環で、2020年3月に、鉄分だけじゃなくて葉酸も大事じゃないかということで、「きょうの鉄分葉酸ヨーグルト」になりました。



きょうの鉄分葉酸ヨーグルト(3連)


歴史はそんなに長くないと言いつつも、それなりにロングセラーではあるわけですから、味は良いんでしょう(これも人によるとは思いますが)。

ただ、個人的に引っ掛かる点を言わせて貰えば、この「きょうの」という表記です。なんで漢字の「今日」ではなく、ひらがな表記にしたのかなと。

漢字を合成した難しげな単語が廃れ、やまとことば的に「ひらがなを用いる」がブームになったのは前世紀末くらいだったかと思います。たとえば「友達」ではなく「ともだち」と書く、みたいな。まぁひらがな表記の方がやわらかい印象を与えるとかがあるのかも知れませんが、同時にある種の胡散臭さも漂うわけですよ、不躾ながら。

だから、ちゃんとした商品だという自負があるなら、潔く「一日分の鉄分葉酸ヨーグルト」とかでいいのに、と思うんですよね。余計なお世話と言われればその通りでしょうけども。






 

「研Q室のヨーグルト」
東大と東北のコラボレーション・ヨーグルト

小岩井生乳100%ヨーグルト
「無理が通れば道理引っ込む」とは言うまいが