岩手県の旧・湯田町(ゆだまち)で酪農がはじまったのは、戦後間もない頃。やがてそれらを統括すべく、1955年、湯田の農協に「ミルク・プラント」なる組織が作られました。これが後の湯田牛乳公社になります。
「まろやかヨーグルトプレーン」
内容量: 400 g
エネルギー: 260 kcal
タンパク質: 13.6 g
価格: オープン
そう説明されてもピンとこない方が大多数かとは存じます。が、岩手や秋田の給食の牛乳は今でも湯田牛乳の牛乳であるように、長い間地域に根付いてきたのは確かです。彼らの公式サイトでは酪農家の方を紹介していますから、産地と消費者をダイレクトに結んでいると言えます。
さて、つまり、湯田牛乳は酪農家の集まりに端を発するわけで、ヨーグルトに使われる生乳も、彼らのこだわりの生乳なのです。この「まろやかヨーグルトプレーン」は、そんな彼らのこだわりの生乳のみを使い、安定剤、脱脂粉乳、香料などを一切使わずに作られる、まさに湯田のプレーン・ヨーグルトと言えましょう。
免疫効果を高める乳酸菌が入っているなどありますが、ゴタクよりも食べ物は、まず味です。食べてみますと、あのヨーグルト独特の酸味が口内に漂います。食感としては、固形でもなく液体でもなくといった感じ。このまま何もナシで食べても勿論OKですが、個人的にはグラノーラやミューズリーに用いた方が美味しそうな気はします。
東日本大震災の時には、操業一時停止などに追い込まれはしましたが、現在は通常営業。独自の殺菌方法などを用いていることもあって、日本のヨーグルトを探索する際には目を離せない存在になっています。