どういうときにビールを飲むか。これは人それぞれあると思います。毎晩仕事から帰ったら取り敢えず飲むという人、友達と飲み会に行ったときだけ飲むという人、はたまた毎週末の夜に特別な儀式として飲むという人もいるかもしれません。私? 私は飲みたくなったときに飲む、という感じです。だからビールに関するルーティンはほとんどないです。飲まないときは何ヶ月も飲みませんし。
それがどうした、と言われるかもしれません。話を進めましょう。今回のお題は「水曜日のネコ」なんですが、これは冠せられた名の通り、「週半ばの水曜くらいに飲むのに適したビール」を企図して造られたビールです。あっさりしていて、あとを引きにくいというか。
水曜日のネコ
アルコール度数:5%
原材料:大麦麦芽、小麦麦芽、ホップ、
オレンジピール、コリアンダーシード
内容量:350ml
販売開始:2012年11月
「水曜日のネコ」とは何か。ヤッホーブルーイングが2012年11月に出した、ベルジャン・ホワイトエールのビールです。
ベルジャン・ホワイトエールというのは、ビールの種類のひとつです。お酒を好きな方には先刻ご承知かと思いますが、ビールにはいくつもの種類があります。余談ながら、日本で一番ポピュラーなビールの種類となると、ピルスナーになるでしょうね。
一番搾りや
プレモルなどがこれにあたります。
ベルジャン・ホワイトエールの特徴はと言いますと、やはりその芳香になりましょうか。副原料としてオレンジピールとコリアンダーシードを使う━━このため、日本では分類上「発泡酒」になるみたいです。なのに酒税額はビールと同じってどういうこっちゃ━━ため、その香りが特徴的であり、反面、苦みは(ピルスナーに比べ)抑えられています。
「水曜日のネコ」に話を戻します。これの一般発売は2012年11月21日だったんですが、それに先駆け、サークルKでは同年11月6日から先行販売していました。懐かしいですね、サークルK。今はもうファミマに統合されてしまいましたから。
「水曜日のネコ」は、そのパッケージからご推察のことと思いますが、女性が主なターゲットです。「週の半ば、ちょっと息抜きしたい頃ですよね。そんなときに、苦みの少ないまろやかなビールでもいかがですか」と、まぁそういうことでしょう。もちろん、男性が飲んでも無問題です。ちなみに、このネコを描いたのはイラストレーターの大野舞さん。