山陰地方では隠岐国(おきのくに)とも呼ばれる、島根県の隠岐諸島。そこの名物「島じゃ常識さざえカレー」というレトルト・カレーを今回紹介したい。
山陰地方では隠岐国(おきのくに)とも呼ばれる、島根県の隠岐諸島。そこの名物「島じゃ常識さざえカレー」というレトルト・カレーを今回紹介したい。
|
200g |
もともと隠岐諸島は、離島であるがゆえに物流の便が悪く、肉が手に入りにくかった。そこで、代わりによく採れるサザエを用いたのがさざえカレーの始まりとされる。一般家庭はおろかレストランでも給されるほど、隠岐諸島ではメジャーなカレーだ。
とはいえ、本州のほとんどの人間には珍しい一品であるのは確か。21種類のスパイスを使ったこの独特なカレーが、海にこだわりを持った地域の名産品としてJA隠岐どうぜんより売り出されたのは1999年。以来、隠岐諸島の名物カレーとして内外の人に愛され続けている。
サザエの肝を用いたササエバター仕上げと漂う磯の香りが、何とも贅沢なコクと味わいを実現している。ただし、島以外の人へのPR向けに作られたため、実際の地元の味とは多少テイストが違うらしい。そもそも地元ではサザエの肝はそんなに使わないという。
一度こちらを試して頂いて、次に実際の隠岐諸島のさざえカレーを食し、その違いを楽しむのも一興かもしれない。