UCCミルクコーヒー
日本初、いや、世界初の缶コーヒーを120円で
それは春・夏・秋・冬など季節を問わずに、そうなのである。日本の自動販売機に並べられた商品ラインナップを見ると、いつでも、缶コーヒーが多く陳列されているのである。ホットかアイスかの違いはあれども、万年そういった感じなのである。
それは取りもなおさず、老若男女を問わずに、日本人の間にそれだけ缶コーヒーが浸透しているといえるだろう。紅茶党には酷な話であるが、つまりはそういうことなのである。
では、今や日本を席巻したと言っても過言ではない缶コーヒーを、日本で最初に発表したのはどこなのだろうか。それは、神戸に拠点を置くUCC上島珈琲の『UCCミルクコーヒー』なのである。なんと缶コーヒーを展開したのは、同社が日本初どころか世界で初めてという。
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『UCC ミルクコーヒー』
内容量:250ml
原材料:砂糖、脱脂粉乳、
コーヒー、全粉乳、
乳糖、乳化剤
価格:120円
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「グッド・コーヒー・スマイル」を標語に掲げるUCC創業者・上島忠雄は、大のコーヒー党だった。ある日、駅で瓶入りのコーヒーをいつものように彼は飲んでいた。そこへ出発のベルが無情に響き、彼は飲み残しのコーヒーを置いて立ち去らねばならなかった。当時、瓶は店に返却する決まりだったのだ。彼はつらかった。そして、何処へでも持ち運べるコーヒーはないものかと思案し、1969年に世界初の缶コーヒーが開発されたのである。
ちなみにUCCという馴染みの単語は「ウエシマ・コーヒー・カンパニー」の略だそう。近年では、缶コーヒーの先駆者的存在ではあるものの、自販機事業からはほとんど撤退している。もっとも、沖縄では依然としてUCCの自販機が多く設置されているが。
日本人に深く浸透している缶コーヒー。そのパイオニアである『UCCミルクコーヒー』。これを飲まずして、日本人とは言えないのではないだろうか。大袈裟か?
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