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「バニラヨーグルト」
味は良くても、健康には・・・?

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日本ルナの「バニラヨーグルト」は、日本で暮らした経験があり、日本のスーパーに行ったことがある人なら、恐らく誰しも目にしたことがあるのではなかろうか。それくらいこの青と白を組み合わせた(新幹線みたいな組み合わせだ)パッケージはポピュラーだ。しかし製造元である日本ルナとなると、めっきりポピュラーでなくなってしまう。


「バニラヨーグルト」

内容量: 100 g
エネルギー: 111 kcal
タンパク質: 3.6 g
価格: オープン


日本ルナとあるからには、ダノンみたいに、海外の会社の日本支部か何か、と思われる向きもあるかもしれない。しかしれっきとした日本の会社である。1964年に大阪で創業した関西ルナがもともと。1992年に日本ハムと資本提携し、日本ハムのグループ傘下に入った。そして2001年には関西ルナを日本ルナと名称変更。日本ハムグループの一員だから、「日本ルナ」なのである。

独自路線がモットーの日本ルナの商品とだけあって、「バニラヨーグルト」は、独特の美味しさがある。ヨーグルトなのに酸味もなく、バニラのタイトル通り、ほんのりと甘い。トロリとしていて、口当たりも良いので、万人受けしそうだ。1993年の発売以来、ロングセラーであるのも納得である。

ただし健康食品としてはおすすめしない。パッケージに「生クリーム入り」と書いてあるように、カロリーは高め。何しろ1gにつき1キロカロリー以上あるのだから、当然、食べ過ぎればデブのもととなる。公式サイトでも健康増進効果などは謳われていないので、健康に良いか悪いかで判別するなら、後者ととらえておいた方が賢明だ。

原材料を見ると、まず目にとまるのが「乳製品」。何じゃこりゃ、と思って問い合わせてみると、どうも外部委託の粉乳だとか。安定供給のために米国産のもあるが、メインは北海道産粉乳とのこと。ちなみに、日本ルナの工場は京都と群馬にある。まあ、日本のヨーグルトのほとんどは、原材料に「乳製品」を使ってはいるが。こうなると、トレーサビリティや健康を重視する人は、避けた方が吉か。


日本ルナ株式会社




 

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