やまだの金山寺味噌
おかずとして食べる、和歌山の名物味噌
一般的に「味噌」と言うと、味噌汁に用いるか、肉や魚を漬け込むなどの際に用いるもの、というイメージだと思います。しかし江戸中期頃までは特にそうだったように、味噌にはおかずとしての側面があるのです。和歌山県の特産品としても有名な金山寺味噌などは、正にそれにあたります。
普通の味噌とどう違うのか。金山寺味噌の原料は、大豆、米、麦、野菜など。もうここからして通常の味噌と違い過ぎるわけです。その熟成期間も、長くてせいぜい2、3ヶ月といったところ。最も違うのは、この味噌はおかずとして頂くのが主、といったトコなのですが。
では何処の金山寺味噌を、というと、ここでご紹介するのは、1906年より和歌山で味噌・醤油づくりを営む(株)やまだの金山寺味噌です。その原料は、大豆は北海道産(当然、遺伝子組み換えではありません)、ウリとナスは徳島産、麦は愛媛産、紫蘇は地元・和歌山から、といったような国内で作られたモノの羅列です。まあ、甘味料として使われているステビアは違うわけですが。
昔作り金山寺味噌 300g
希望小売価格: 税込648円
原材料: 米、大麦、大豆(遺伝子組み換えでない)、
うり、なす、生姜、紫蘇、砂糖、食塩、甘味料(ステビア)
賞味期限: 90日
このように野菜がたっぷりと入っている金山寺味噌は、その昔、鎌倉時代の頃、坊主が夏野菜を冬場に食べるための保存食として開発されたのが元々だと言います。それが数百年の時を経てもなお名産として息づいているということは、金山寺味噌は和歌山の歴史の味であるとも言えましょう。
ちなみにステビアが甘味料として用いられているのは、日本の他に台湾、ブラジル、マレーシアなど一部の国のみ。欧米やシンガポールなどでは、往往にして甘味料業界のロビー活動によりステビアは使えないのです。とはいえ、アメリカではサプリメントとしては使われているので、身体には良いのですが。
保存料などの添加物もなく(そのため、賞味期限は90日くらいなのですが)、酒精(エチル・アルコール)など余計な物も入っていない、百余年受け継がれてきた金山寺味噌です。
会社情報
・社名: 株式会社やまだ
・創業: 1906年(明治39年)
・代表者: 山田達広
・所在地: 〒644-0002 和歌山県御坊市薗749
・TEL: 0738-22-0401
・休日: 日曜
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