日本語 | English

■ 2月29日から3月30日にかけて、文房具をフィーチャーいたします。







Atom_feed
玉露「玉潤」
玉露を作った山本山の玉露

LINEで送る

上から読んでも山本山、下から読んでも山本山、でおなじみの山本山ですが、(下から読んだらまやともまや、というのが『キン肉マン』のネタでありましたね)実はこの山本山、高級なお茶として知られる玉露の発明元でもあったのです。山本山の玉露、その中でも最もお求めやすい「玉潤(ぎょくじゅん)」を通じ、山本山と玉露の本質を訪ねましょう。


先ず、玉露についてご説明しましょう。高級なお茶なんだろうけど、詳しくは知らない、という方もおられましょうからね。玉露は煎茶と同じ種類ですが、製法が異なります。栽培過程で、すだれなどで茶園を覆い、日光を遮ります。それによって渋みが抑えられ、同時に旨味、甘味に秀でたお茶が育つのです。通常、20日以上覆いをかけて育ったのが「玉露」、それより短期間のお茶だと、「かぶせ茶」「冠茶」などと呼ばれます。


品種: その年によって異なる

茶種: 玉露
価格: 税抜2,000円(100 g)
おすすめの浸出時間: 2~3分

「なんか育て方だけ聞いたら、根暗な感じだなぁ」と思われるかも知れませんが、「覆い香」と呼ばれる、あの海苔を思わせる独特な香りは、このようにして生まれるわけです。一般には玉露の水色は澄んだ黄色で、澄んでいるほど高級とされますが、産地によって特徴が微妙に異なるそうです。

で、この玉露を1835年に発明した(厳密に言えば、玉露の原型を発明した)のが、山本山の六代山本嘉兵衛(徳翁)。実は山本山は創業が1690年という、老舗中の老舗なのです。現在は茶、菓子、海苔などを商っていますが、当時は茶と紙を江戸で商っていたそうです。

茶葉生産は京都なので、本社がある東京のお茶を、というより玉露のルーツをたしなむという意味合いが強い山本山の玉露「玉潤」ですが、玉露の旨味を堪能する上で、またその歴史に触れるという意味で有効なお茶であることは確か。独特の香りとコクを楽しんで頂ければ、と思います。


山本山 公式サイト







 

出雲茶「極」
出雲のお茶、至高の一品

低カフェイン深蒸し煎茶 「旅枕」
眠りに優しい、絶品なる一番茶