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■ 3月31日から4月29日にかけて、時計をフィーチャーいたします。







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匠工芸の家具
かつてのブランド力はあるか?

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北海道のほとんど真ん中、大雪山連峰のふもとに位置する東神楽町。日本有数の家具産地とも言われるかの地で、1979年より家具作りに邁進しているのが、匠工芸です。社長の桑原義彦さんを筆頭に腕利きの職人がそろい、自前のブランドはもちろん、OEM(注文先のブランドに応じた)生産においても、彼らの技術力を生かして、高品質の家具を作り続けています。






・・・ということですが、本当ですかね?

確かに社長さんご自身は、有能な家具職人、プロデューサーであったことは、想像に難くない。と言うのも、この桑原さん、技能五輪全国大会の家具部門において、全国大会1位、国際大会においても2位の実績を持っているからです。

技能五輪全国大会とは、23歳以下の青年技能者たちが技能を競う大会です。この全国大会は毎年11月に開催され、また、2年ごとに開かれる技能五輪国際大会の予選も兼ねておこなわれるケースがあります。つまり全国大会で好成績をおさめれば国際大会へ・・・ってカンジですね。

だからこの桑原社長が手掛けた家具であれば、なるほど、多少高くても品質に間違いはないだろう、と見込めます。良い家具なんて定義は人それぞれです。でもそう言ってしまえば、身もふたもありません。だからこそこういった大会においての実績が、ある程度、万人共通の物差しになり得るのです。






が、上記の桑原社長の栄冠は、あくまで1967年当時のものです。つまり昭和の話。現在はどうなのか。平成に入ってからこっち、匠工芸の職人さんが国際大会でトップ10に入った実績はありません。これでは創業当時と比べて、匠工芸の価値は落ちたと見られても仕方ありません。

もちろん匠工芸だって、黙っているわけではありません。職人さんのほとんどは「家具製作技能士」の資格を取得していますし、この資格取得を社員に奨励しています。家具の品質は、フツーに良いのです。

が、資格はあくまで資格。桑原社長を凌ぐ人材や技術、ひいてはブランド力が、現在の匠工芸にあるとは言えない。こういった現状認識も、やむをえないのではないでしょうか。


株式会社匠工芸
北海道東神楽町にある旭川家具メーカー匠工芸の公式オンラインショップ





 

「めざましカーテン mornin’」
まぁ、役には立ちませんわな。

「ハンモックピロー」
首周辺には良いかも知れないが・・・