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■ 11月30日から12月30日にかけて、「2022年のポップス」をフィーチャーいたします。







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■ やはりユーザー視点で気になるのは、こちらのめがねショップは、日本製のどういったメガネを取り扱われているのか、だと思います。例えば、福井のメガネ作りの歴史で言うと、やっぱり増永眼鏡さんとかが重要な位置にあるわけですが・・・

O: そうですね、福井でメガネ作りを始められた増永五左ヱ門さまの一族の方が、変わらずに福井でメガネ作りをされていて、多くの国内外の著名人にも愛用されているということで、知名度もファンも多い。実際、増永眼鏡さんに関しては、お問い合わせを頂く数も多いですし、そこらへんが当店の代表的な商品になるかとは思います。


めがねshop店内
(本来は撮影禁止ですが、特別に許可して頂きました)

■ 今はひと昔前と違って、メガネがファッションの小道具として広く認知されて、シーンに定着していると思うんですが、その立て役者としてはボストン・クラブさんとかもありますよね。

O: ありますね。メガネのファッション性が、ドラマやファッション雑誌で取り上げられたきっかけは何ブランドかありましたが、その1つが、ボストン・クラブさんが企画・デザインする「ジャポニスム」でしたから。「ジャポニスム」の商品も人気が高いです。それらを筆頭に、数で言えば35社のメガネを取り扱っています。フレーム数は1500~2000本くらい展示しています。


■ ヴォリューミーですね。こちらはめがねミュージアムと言うくらいですから、お客さんもメガネに詳しい方とかが来られる感じですか?

O: 様々ですけど、凄く詳しい方とか来られますね。「このメガネは無いのか」と訊かれて、「こちらは、会社は日本ですけど製造は中国なので、置いてないんです」と答えたりすることもあります。一方で、たとえばカニを食べに来たついでとか、今は恐竜博物館の来場者数が凄いので、そこへ行ったついでとか、何泊か旅行をされるついでに立ち寄って頂くという方もまた多いんですね。そういう方は、10万円くらいのメガネをポーンとお買いあげ頂いたりします(笑)。


■ 優雅な感じで(笑)。ということは、客層は幅広いですよね?

O: 幅広いですね。で、そういう旅行のついでに寄られた方というのは、たとえば「今のメガネは、掛け心地が重いのが気になっています」とか、「私に似合うメガネはどれ?」とか、それぞれお悩みを打ち明けて下さるので、「こういうのはどうでしょう?」と提案させて頂く場合が多いです。


めがねshop店内
(本来は撮影禁止ですが、特別に許可して頂きました)

■ 皆さん、産地に何かしら期待して来られるんでしょうね。メガネを作られる会社って、OEM(他社ブランドの製品を製造すること)が多いと聞きますが・・・?

O: もう大半がそうです。たとえば海外のブランドのメガネを作ってはいるけど販売権が無いとかで、当店には置いていないなどの場合があります。ただ、それ(OEM)だけだと今後やっていけるのか、という課題も、産地としてはあります。やっぱり単価の安い中国やインドネシアなどの海外に発注が移ると、OEMだけに頼ったモノ作りでは厳しくなりますから、少しずつ自社ブランドへとウェイトを移している会社さんは、増えてきているんじゃないかと。


■ OEMだとやっぱり利潤は薄いし、価格競争も激しい?

O: 利潤に関しては、先方さんの言い値で作らないといけないわけで、圧迫されっぱなしという話も、私が製造業にいた頃から聞きます。逆に、OEMのおかげで儲かって社長が毎晩飲み歩いて、という話もあったりしたので、それは本当、先方さんの条件によりますね。価格に関しては、何でもそうですけど、中国と較べられて値下げを要求されるという、大変な話の方が多いです。


■ でも中国も、昨今では人件費の高騰がありますよね。

O: そうなんですよ。去年、一昨年くらいのメガネの国際展示会とかでも、「いずれ(中国のメガネも)鯖江で作ったのと値段、変わらなくなるよ」とおっしゃるバイヤーの方もおられました。だからチャンスです(笑)! 丁度その去年、一昨年辺りから、「中国から仕事が戻って来ている」と云う(福井の)会社さんも増えてきたので、少しずつ希望の光が見えてきているのかな、と思います。