日本語 | English

■ 3月31日から4月29日にかけて、時計をフィーチャーいたします。







Atom_feed


■ そうすると、クツ作りの勉強のために渡英された高井さんとは、順序が逆ですよね。

T: そうですね、逆のパターンですね。


■ どうですか、実際にクツの修理にたずさわってみて?

C: 元々知識がないっていうのもあるんですけど・・・いろんなクツを見れますし・・・それこそ、もう今では作られてないようなクツもあって、それらを修理するっていうのは、勉強になりますし。今後クツを自分一人で作る時には、この経験を活かしたいと思います。


■ なるほど、ありがとうございます。それでは最後にですね、お2人が今履かれているクツについて、お伺いしたいと思います。

T&C: えーっ(笑)。


■ 名コブラーたちは、いったいどんなクツを普段履いとるんぞや、と。

T: いや、それを知ってたら、もうちょっと良いクツを履いてきたのに(笑)。

C: まったくノーマークですよね(笑)。

T: 軽くブラッシングだけでも・・・(言いながらブラシを掛ける)。

C: どっちもアメリカのクツ(笑)。

T: しまったぁ(笑)。


■ じゃ、竹馬さんから、お願いします。

C: こだわりっていうほどではないんですけど、これ、底に薄い革がついてまして。点字ブロック(の上)とか歩いてると、突き上げが気になることとかあると思うんですけど・・・

T: ないっ!

C: ないですか(笑)。まぁ、それで自分で修理したんですけど。リッジウェイ・ソールっていうラバーですね。それを付けて、突き上げも気にならなくして。雨の日とかも履きやすく・・・

T: 今日めっちゃ良い天気(笑)!

C: (笑)まぁ、気に入って、履いています。

■ では、高井さん、お願いします。

T: 今日たまたま履いているだけなんですけど、アメリカのアレン・エドモンズ(歴代のアメリカ大統領が初登庁時に必ず履くクツのブランドとして有名)っていう・・・このクツ、他のと何が違うって、シャンクという、クツの背骨みたいなものが通常はあるんですけど、それがない。それでいて中底が安定しているんです。

■ 新しめのクツなんですか?

T: いや、結構長く履いてます・・・本当にたまたま履いてきたものです(笑)。まぁ、お客さんが修理に持って来られるクツって、いろんなタイプのものがありますから。イギリスにこだわらず、アメリカとかイタリア、いろんな国のいろんなクツを、実際に履いて知っておきたいな、と。




インタビューと文: 三坂陽平