時計というと、部屋に飾ったりウデにはめたりするモノをパッと思いつかれるでしょうが、そう思うのが畜生の浅ましさ(ひどい)、それだけではありませんよ。我々勤め人の労働時間を管理・証明する「タイムレコーダー」(あのタイムカードをガチャンとやる、アレです)もまた、時計のひとつであると言えましょう。
世界で初めてタイムレコーダーが作られたのは、19世紀のアメリカで、でした。産業の発展により、労働者の賃金管理の効率化が求められたからですが、最初は紙テープに時間を刻むという、今とは全然違う方法だったそうです。
我が国日本では、1931年(昭和6年)、天野修一がワーレンモーターで印字する電気式タイムレコーダーを開発したのが、タイムレコーダーのはじめの一歩にあたります。この「時刻入力の自動化」は時の内閣総理大臣であった濱口雄幸の奨励も受けまして、多くの事務所や工場でタイムレコーダーとタイムカードを収納するラックが並ぶ光景が、一気に普及しました。
さて、この天野が創業したのが現・アマノ株式会社。ご存知ないという方は、ご自身の会社のタイムレコーダー、もしくは最寄りの駐車場ゲートシステムをよく見てみて下さい。高確率で「AMANO」と書かれているハズです。それくらい日本でのタイムレコーダーのシェアを独占的に持っている企業なのです。
最近ではタイムカードを使わずに、ICチップを組み込んだ社員証などで勤怠管理をするところも多くありますが、今もって圧倒的な普及率を誇るのはアナログなタイムレコーダー。短期アルバイトなどにいちいちICカードを発行してはいられませんからね。
アマノのアナログなタイムレコーダーの中でも、イチオシで有用なのが、「時間集計タイムレコーダー」。PCナシでも、自動で労働時間や残業時間を集計してくれますし、雇用形態別の設定も可能というから、一般的なタイムレコーダーを設置するならコレ!となりますね。