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■ 9月30日から10月30日にかけて、寺をフィーチャーいたします。







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G-SHOCK
時計に「タフネス」という概念を組み込んだ腕時計

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G-SHOCK 30周年記念
Resist Black
DW-6930C-1JR
メンズ
定価:税込15,750円
1990年代の日本を思い返すと、「何であんなものが流行ったんだろう」と思わざるをえない流行がいくつもありました。まぁ、流行なんてそんなものなのかも知れませんが、ナイキのスニーカーが大流行して靴を盗まれたりする事件があちこちで起こったり、ゲームキャラクターのモデルの万歩計が流行ったり、ホントあれは何だったんだろうと思ってしまいます。

もしかすると、タフな腕時計として一世を風靡した、カシオの「G-SHOCK」もそんな中のひとつとして捉えられているのかも知れません。いや、それはもったいないですよ。タフにこの世を生き抜かねばならない今だからこそ、このタフな時計はすべての日本人にとり、自らの意志を代弁する供の者としてマスト・アイテムと言えるでしょう。

さて、1990年代に流行った「G-SHOCK」ですが、世に出たのは今から丁度30年前、1983年なのです。タフなだけあり、正に大器晩成。


Baby-G ビッグケースシリーズ
BA-110-1AJF
レディース
定価:税込15,750円
1981年のある日、カシオのプロジェクト・メンバーは時計が壊れる瞬間を見て、「壊れない時計を作ろう」と思い立ちました。が、それは想像以上に険しい道だったと言います。まず単純に時計のプロテクターの強度を上げていくと、大きさが腕時計に相応しくないものになりました。では、衝撃を吸収する構造にするのはどうか。しかし、ここでも問題が。数十種類の部品からなる「G-SHOCK」。その部品の加工精度に問題が生じるのです。あちらを立てればこちらが立たず状態が、ずいぶん長く続きました。

そんな苦難の日々の中、ふと公園で遊ぶ少女に目をやると、彼女の手にはマリが。これが突破口になりました。「中身が浮いていれば、衝撃は伝わらない」と閃いたのです。実際に中身を浮かすのはさすがに不可能。ならば、点で支える構造を作り上げ、衝撃に強くしました。

かくして1983年4月12日、「G-SHOCK」第1号機が発売されました。最初に反応を見せたのは何とアメリカの市場。その屈強さからアメリカの特殊部隊シールズでも使用されたそうです(今はどうか知りません)。そこから、人気は日本へ飛び火したそうですが、日本人の持つ粘り強さが生み出し、その精神を宿したかのようなタフな腕時計であることには、現在でも異存はないでしょう。


会社情報

・社名: カシオ計算機株式会社
・設立:1957年
・従業員数:2676人(単独)
・本社所在地:〒151-8543 東京都渋谷区本町1-6-2
・電話番号:03-5334-4111
・ホームページ:カシオ計算機株式会社







 

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環境と経済に対する、シチズンからの提案たる腕時計