昔「あたしンち」というマンガの中で、主人公のみかんちゃんが、お母さんに「良い物」を買ってくれるように懇願したエピソードがありました。10~20円の差なら、ちょっとはマシな食料品や日用品を買ってくれ、と。ところがお母さんは品質などお構いナシ。セール品を見ると、買い物カゴにすぐ入れちゃいます。そんなお母さんもトイレットペーパーだけはこだわりがあるようで、お気に入りのトイレットペーパーのためなら値段などかえりみません。このお母さん、「尻グルメ」を自称していました。
こうなると子供は少し可哀相な気もしますが、確かに自宅のトイレが落ち着くって人、多いですよね。トイレにノートパソコンを置いている知人(男性)もいるくらいです。落ち着く場所なら、そこのモノにもこだわりたい。そういうわけでトイレットペーパーにこだわる方って、結構多いんじゃないでしょうか。
肌触りがソフトになって痔持ちの人間にも優しいから、シングルよりダブルを選ぶ。そんなの当たり前。こだわる人は、更に素材や香り付きかどうかにまでこだわります。日清紡ペーパープロダクツは今年、紅茶の香りがするトイレットペーパー、「フレーバー・ティー・セレクション」を発表しました。とうとうトイレに紅茶がやって来たのです。