文房具にこだわる人、そのこだわり方はそれぞれですが、おおむねこういう人が多いのではないでしょうか? デザインがイケていて、それでいて機能的にも優れていなければ、愛用するに値しない、なんていう人が。
21世紀に突入したばかりの2001年、デルフォニックスが発売した「ロルバーン」は、そのシンプルなデザインと、使い手をサポートする数々の機能を以て、今も多くの支持を集めているノートのひとつです。
たとえばノートの角を丸くして、使い手の手を気遣ったり、大切なレシートやプリクラなどをキープ出来るビニール・ポケットが付属していたり、使い手の生活の一部で役に立つべくして作られた、そんな感じがいたします。
「ロルバーン」自体は、ドイツ語で「滑走路」という意味ですが、なるほど、その使い心地は筆が滑らかに走る、走る。ここで文房具にこだわりのない人は「ノートなんて、書ければ何でも一緒やおまへんか?」と思われるでしょう。違います。優れたノートは、〈書きたくなる〉ノートなのです。
また、表紙には他にも、たとえば「旅をするという事は、生きるという事」などのドイツ語が、いろいろ書かれています。どうも、「ロルバーン」とは、使う人を様々な世界へといざなうノートであるようです。
製本も日本の工場で手作業で行われていますが、インクもすべてオリジナルだそうです。なんとも、こだわりにこだわって作られています。
豊富なカラー・ヴァリエーションもさることながら、コレクター泣かせなのが限定品です。ドイツ語で「滑走路」と言うだけあって、成田や関空などの空港では、そこでしか手に入らない「ロルバーン」があります。空港などにお立ち寄りの際には、あなたの旅のお供にお求めになってみてはいかがでしょうか? 10年以上愛され続けている理由が、きっとお分かり頂けるかと思います。